「歌手」キム・ボムが初の単独ライブを東京で開催

「歌手」キム・ボムが初の単独ライブを東京で開催

 デビューして8年を迎える俳優で歌手のキム・ボムが21日、22日に東京・品川プリンスホテルステラボールにて初の単独ライブ「KIM BEOM JAPAN LIVE 2012」を開催。クールなキム・ボムが「歌手」として精一杯の愛情表現でファンと触れ合い、熱狂させた。

 俳優としてドラマ『花より男子〜Boys Over Flowers』『恋愛マニュアル〜まだ結婚したい女』で爆発的な人気を博し、2011年に開設されたfacebookでは短期間で「facebook俳優ランキング」で5位を記録するなど、アジアのみならず世界各国で注目を浴びているキム・ボムだが、日本では、今年6月にオリジナル・アルバム「Home Town」を発表し歌手の仲間入りを果たした。今回のライブは、のべ2000人を集めたアルバム発売記念イベントの席上で「次の目標はライブです」語っていた夢が実現したもの。

 歌手としての初めてのステージが単独ライブとなったが、「いろいろな音楽を聞きましたが、僕はバンドミュージックが好き」と語り、『恋愛マニュアル〜まだ結婚したい女』で共演したバンドマンを含めた4人編成の生バンドをバックに、1年かけて準備したオリジナルアルバム「Home Town」から完ぺきな発音で歌い上げた日本語曲や韓国語曲、出演ドラマから「今、会いに行きます」(『花より男子〜Boys Over Flowers』OST)、「俺のギターの弦を切った女(ロック編曲)」(『恋愛マニュアル〜まだ結婚したい女』OST)などを披露。ほかに、ファンからリクエストを募り、本人も好きだという「桜坂」(福山雅治)、「HONEY」(L’arc~en~ Ciel)など、バラードからロックまで、アンコールを含め全11曲を熱唱した。

 途中「今、会いに行きます」では、バラの花を持ち客席に降りると隅々まで歩く、サプライズにファンは大熱狂。キム・ボムは、「皆さんと触れ合って、歌を忘れ…ステージに上がるのも忘れていました」と照れくさそうに笑った。

 また、VTRにてキム・ボムが質問に答え、「好きな子には告白します。待っていません」「俳優ではない人生は想像できない。どうしても、というならサッカー選手か経営の勉強かな?」「秘密は、お酒を飲んで酔っ払うと人をかみます」など難しい質問にも率直に回答。2階にいるファンのために、客席の真ん中に移動し、サイン入りのカラーボールを投げ入れ、投げキスや「サランヘ」ポーズをするなどファンからの声援に精一杯に答えた。

 最後に、「この2日間は、幸せな時間でした。ドラマの撮影は寒くてつらいけれど、皆さんの応援が大きなパワーになります。つらいときにそばにいてくれてありがとうございます。俳優として素晴らしい姿を見てもらえるように専念します。僕の気持ちが皆さんに届きますように」とあいさつをし、ライブの感動をかみしめていた。

 今年は韓国活動のみならず中国映画出演もしたキム・ボム。今後も映画『ミラクル』の公開、来年2月放送開始予定の日本ドラマ『愛なんていらねえよ、夏』のリメーク『その冬、風が吹く(原題)』がスタートするなど、俳優として忙しい日々を過ごす予定だ。

「歌手」キム・ボムが初の単独ライブを東京で開催

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東京= 野崎友子通信員
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