女優でタレントのイ・シヨンさん(30)が女子ボクシング韓国代表選抜戦に挑むことが分かった。大韓アマチュアボクシング連盟は、来月7日から蔚山市の蔚山経営情報高校体育館で行われる全国アマチュアボクシング選手権大会兼2013年ボクシング韓国代表選手第1次選抜大会のライトフライ級(48キロ以下)にイ・シヨンさんが出場を申し込んできたことを発表した。優勝すれば1年間、韓国代表の資格を得る。
イ・シヨンさんは2010年に単発ドラマの女子ボクサー役に決まったのを機にボクシングを始めた。そのドラマ制作は実現しなかったが、すっかりボクシングに魅了されて同年11月には社会人ボクシング大会で優勝、高い実力を証明した。今年7月にはソウル市代表選抜戦でも優勝し話題に。だが、全国体育大会には該当する階級がなく、出場できなかった。
イ・シヨンさんが韓国代表選抜戦に出場するのは今回が初めてで「7月以降は大会に出場できなかったので、試合感覚を保つために出場を決心した。ほかの選手に比べいろいろと足りないことが多いが、ベストを尽くし実力を評価してもらいたい」とマネージャーを通じコメントを出した。イ・シヨンさんが通っているジムでは「映画の撮影もあるのに、ほぼ毎日3時間近くトレーニングを欠かさない」と話している。
イ・シヨンさんは今回の大会で優勝したとしても、実際に国際大会に韓国代表として出場する可能性は高くない。来年はアジア選手権と世界選手権が開催されず、アジア大会やオリンピックにはライトフライ級がないため、2014年の仁川アジア大会に出場するにはフライ級(48-51キロ)に階級を上げなければならない。