慶尚南道昌原市で鎮海軍港祭、馬山カゴパ菊祭りと並び「昌原3大祭り」に数えられる「2012昌原フェスティバル」が10月27、28日に開催され、盛況のうちに幕を閉じた。
07年から毎年開催されている昌原フェスティバルは「鉄の夢-輝く都市」をテーマに昌原市が主催し、昌原文化財団と昌原フェスティバル推進委員会が主管している。
2日間にわたり昌原市義昌区の中央大通りと竜池文化公園周辺で行われたこのフェスティバルでは、開会式を皮切りに、パレードや文化イベント、市民参加イベントなどが行われた。
初日のパレードに先立ち行われたイベントでは「昌原ダンス・歌謡スター選抜戦」などのコンテストやマジックショー、市民ハーモニーコンサートなど、見どころ満載のステージが繰り広げられた。
家族と共に会場を訪れたキム・ジョンピルさん(44)は「公演以外にもさまざまな体験イベントがあって、子どもが喜んでいる。昌原に引っ越してきて2年になるが、ほかの都市に比べ市民参加型のイベントが多いように思う」と語った。
また、関連イベントとして「2012年昌原市民健康祭り」が「ヘルスハーモニー-健康都市・昌原」をテーマに開催され、保険医療機関、大学、社会団体などが市民の健康に関する情報を提供したほか、健康診断・体験イベントなどを実施した。
昌原保健所のチョン・ヘジョン健康増進課長は「最近は健康に対する関心が高まっており、毎年イベントを開催している。昌原フェスティバルと同時に開催することで、健康に対する正確な情報を多くの人に提供でき、その効果も高い。市民の反応も上々だ」と語った。
同日午後5時からは、パク・トンベク推進委員長の開会宣言を合図に、2000人以上の市民や観光客が参加する街頭パレードが始まった。
パレードは慶尚南道庁前から昌原広場までの1キロの区間で2時間30分にわたり行われ、11の基本行列に加え、全国から公募した10チーム、中国の姉妹都市・馬鞍山市から1チーム、多文化家庭(国際結婚家庭)1チームなど、合わせて50チーム以上が参加し、多彩なパフォーマンスを披露した。
昌原市のイ・マルスン観光振興課長は「今回のフェスティバルは、世界の一流都市のモデルとなっている昌原の過去、現在、未来が分かるイベントで構成されている。鎮海軍港祭、馬山カゴパ菊祭りと共に、市民に喜びを与え、フェスティバルを景気活性化につなげられるよう関係者一同、最善を尽くしたい」と語った。
一方、28日には昌原広場のステージで「K-POPワールド・フェスティバル2012」が開催され、1万5000人の観客が会場を埋め尽くした。
今年で2回目を迎えた「K-POPワールド・フェスティバル2012」は、世界32カ国で5万人以上が参加して予選が行われ、最終的に勝ち残った15組がステージに登場した。祝賀公演にはA pink、Secret、東方神起、FT Island、MBLAQらが出演した。