歌手で俳優のJohn-Hoonが31日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて自身役で主演したショートムービー『ミスター・ジョンフン!!私のスターはチキン男?!』(配給:ユニバーサルミュージック)の公開初日舞台あいさつを岡元雄作監督とともに行った。
このショートムービーでは、John-Hoon が本人役を演じ、初のコメディーに挑戦。劇中ではジャージ姿に身を包み、ダメなチキン男を熱演した。また、John-Hoon が歌う主題歌「MESSAGE」の楽曲の提供、プロデュースを手掛ける河村隆一も特別出演している。
脚本・編集も手掛け、メガホンを取った岡元監督は、「John-Hoonさんは、クールでかっこいいから、別の面も見たい。チキンなJohn-Hoonだったらおもしろいのでは、と思った」と語った。
初のコメディーで本人役という簡単そうで実は非常に難しい役に挑戦したJohn-Hoonは、
「本当は性格がタフなのに、こういうキャラクターをファンの皆さんが見ると、実はこういうキャラじゃないの?と思われるのではと心配。今言いますが、ぼくはチキン男じゃないです!」と言って笑った。
演技については「コメディーがやりたかったので、赤いジャージー姿のシーンで一生懸命、表情など、頑張って演じた」と言い、「日本語の演技は難しい。これからもがんばらなきゃダメ」と自己に厳しいところも見せた。
さらに、劇中の男性とのキスシーンについて、「本当に気持ち悪かった。男とキスは…ダメ。いやです」と言うと、岡元監督は「キスシーンは申し訳なかった。けっこう数センチまでギリギリのところまでなかなかカットかけずに、頑張ってもらった」とのエピソードを明かした。
また岡元監督はJohn-Hoonについて「日本語がほとんど通じるのでやりやすかった。自分からこうしたほうがいいのでは、と提案してくる。僕の考えてきた演出と彼の演技プランと相乗効果があった」と語り、息を合わせて作品作りをしたことをうかがわせた。
かっこ悪いJohn-Hoonを象徴するジャージ姿については、「衣装合わせで着てみたら、ダサくしたいのが意外にかっこよくて。丈などを工夫した」と岡元監督。John-Hoonは「実はジャージは好き」と言い、「黒が多いが、赤ジャージも家にある。一人で家にいるときはジャージ」と明かした。
また、この日、映画の主題歌にもなっているニューシングル『MESSAGE』をリリースしたJohn-Hoon。この楽曲は、河村隆一が作詞・作曲・プロデュースを手掛けた。「川村隆一さんと初めて会ったときは、大先輩だから、壁があると思ったが、話をして、レコーディングしながら、優しい人だと思った。吸入器をプレゼントしてもらった。イケメンで…」とべた褒め。2年ぶりのオリジナルの新曲ということで、「2年ぶりだから、(ランキングが)気になる。よろしくお願いします」とファンに呼びかけた。
さらに、日本の男性ボーカリストが歌うラブソングをカバーしたニューアルバム『VOICE 2』 も同時発売したが、「1よりは強い感じ」とし、「1では女性の曲をカバーしたので自分なりのスタイルでできたが、(今作は)男性の原曲があるから、それをどう歌うか気になったが、頑張った」と語った。
そして最後に、「年末ごろまでは(日本で)コンサートや音楽活動をして、来年は韓国でドラマや映画でごあいさつする予定」と活発な活動予定とともに、ファンにさらなる飛躍を誓った。
ステージで見せるいつも完ぺきでかっこいい姿…そんな彼の表の顔は実は全部作られたものだった?! 敏腕マネージャーによってその立ち居振る舞いすべてを指導&教育された「スター」としてのJohn-Hoon。しかし、本当の彼はビビりで小心者のチキン男?!…
『ミスター・ジョンフン!!私のスターはチキン男?!』は31 日より東名阪福仙 5 都市 で5 日間限定公開中。