【ソウル聯合ニュース】韓国の芸能プロダクション大手SMエンタテインメントとYGエンターテインメントの来年の業績見通しが明るい。
金融情報会社のエフエヌガイドが証券会社の業績予想を集計したところ、2社の来年の営業利益は1242億ウォン(約86億円)に上る。今年の979億ウォン(予想)から26.9%増となる。売上高も17.1%増の3480億ウォンと予想された。
SMエンタテインメントの場合、売上高は今年の1880億ウォンから来年は2008億ウォンに伸び、営業利益も来年795億ウォンと11.3%増加すると見込まれる。
東方神起やSHINee、BoAら、所属アーティストの世界的な活躍が大きい。来年はf(x)やSUPER JUNIORが本格的な日本活動を控えている。今年1~6月期の売上高は74.5%の大幅増の709億ウォンを記録したが、来年同期も41.7%増える見通しだ。
YGエンターテインメントの来年の売上高は34.7%増の1472億ウォン、営業利益も68.7%増の447億ウォンと予想された。
BIGBANGや2NE1の活発な活動に加え、PSYの「江南スタイル」ヒットが追い風となる。PSYが公演などの海外活動を本格化すれば、来年の業績に反映される。
こうしたアーティストの海外進出成功のほかに、音源価格の引き上げも業績を押し上げると見込まれる。来年1月から、オンラインの音楽サービス料金に関する規定が、業界側に有利な方向に変わるためだ。
業績好調を受けエンターテインメント株の上昇も予想されるが、証券会社側は、過度に期待せず業績の成長を見守る必要があると指摘した。