女優チャン・ジニョンさんの死から3年がたった。
韓国映画界を代表する女優の1人として活躍したチャン・ジニョンさんは1年余り胃がんと闘った末、2009年9月1日に息を引き取った。37歳、人生の幕を閉じるにはあまりにも早すぎる年齢だった。
映画『鳥肌』『菊花の香り~世界でいちばん愛されたひと~』『シングルズ』『青燕』『恋愛、その耐えられない軽さ』などに出演、美しく香り高い女優として多くの人々に愛された。08年に胃がんと診断され、約1年間にわたり闘病生活をしていたが、最後まで生きることへの情熱を燃やしていた。夫キム・ヨンギュンさんとのラブストーリーも大勢の人々の胸に余韻を残した。
この世を去ってから3年たったが、チャン・ジニョンさんを覚えている人々の気持ちは今も変わらない。今年5月には全羅北道任実郡にチャン・ジニョン記念館がオープンした。故郷の後輩たちを助けたいという娘の気持ちに応え、父チャン・ギルナムさんが奨学財団を設立、生活が苦しい学生を支援している。先月31日には全北大学に奨学金1億ウォン(約700万円)を寄託した。
夫キム・ヨンギュンさんは先月30日、笑顔を浮かべたチャン・ジニョンさんの写真でいっぱいの自身のブログに短い書き込みを残した。「2012年9月1日。3度目の…どうか安らかに」
謹んで故人の冥福を祈る。