先月25日に公開された韓国映画『10人の泥棒たち』(チェ・ドンフン監督)が、公開9日目で『犯罪との戦争』が持つ興行成績の今年度最高記録(468万人)を塗り替えた。
同映画は2日に50万9882人を動員し、累計観客動員数を487万4983人(3日、映画振興委員会映画館入場券統合ネットワーク調べ)に伸ばした。公開10日目での500万人突破はほぼ確実な情勢で、『TSUNAMI-ツナミ-』(2009)以来3年ぶりに1000万人動員に期待が高まっている。また、同映画は損益分岐点となる450万人(制作費140億ウォン)も同日達成している。
『10人の泥棒たち』の強さについて、ある映画関係者は、『犯罪との戦争』は客層が男性中心だった反面、『10人の泥棒たち』は女性客の反応が熱い点を指摘している。同氏は、世代を超えた俳優たちの出会いと彼らが織りなす多彩なストーリーが客足の伸びにつながっていると分析している。