俳優カン・ジファンが15日から名古屋・大阪・福岡・横浜と行ってきた、自身の主演映画『チャ刑事』JAPAN PREMIUM 試写会&舞台あいさつが20日、東京・渋谷公会堂で最終日を迎えた。
今回の試写会&舞台あいさつでは、全員とのハイタッチ会も行われるとあって、チケットはどの会場もほぼ完売状態。変わらぬ人気ぶりを見せた。
試写後の舞台あいさつに、大きな拍手で迎えられ登場したカン・ジファンは、会場いっぱいのファンを見渡し、「1週間にわたってやってきたが、今日が一番お客さんが多くてうれしい」とごきげん。「楽しく見ましたか? 皆さんがどんなふうに楽しんでいるかとても気になりました」とファンの反応をうかがったが、「おもしろかった!」との声に満足そうに笑顔を見せた。
前日は、横浜でのイベントだったが、「若干疲れが出たので、終わってホテルに帰ってすぐにルームサービスでお茶づけを頼んで食べて、すぐ寝た」そう。「朝ちょっとむくんでいた。昨日の方がちょっとカッコよかった」と言って笑った。
デブで容姿に無頓着なチャ・チョルス刑事(カン・ジファン)が、ファッションモデルとして潜入捜査を命じられる。デザイナーのコ・ヨンジェ(ソン・ユリ)のもとで、わずか2週間で大変身を遂げる大奮闘。そして巻き起こる事件の数々が見ものの大爆笑コメディー映画『チャ刑事』。
一番苦労したことは、「体重を増やして、またやせたこと。15キロぐらい太って、すぐまた戻したこと」と語ったカン・ジファン。「撮影の期間内に再びやせなければならないので、油の多いものを取れずに、鶏ささみばかり、1日6食食べた。後半の方には、鶏の臭いだけでもどしそうになった。最後には、ささみをミキサーにかけて飲んでいた。本当に大変だった」とその尋常でない苦労談を披露。
しかし、太った姿を現場で見せた時、「監督さんが、さすがという目で見てくれた。一般の人が僕だとわからなかった。完ぺきに作れたと思った」とその苦労が認められた喜びを明かした。
太るのも大変だが、戻す方がより大変そうだ。「食事をほとんどとらず、野菜も最小限だけ食べた。1カ月半でやせて、シックスパック(割れた腹筋)まで持っていかなければならないということで、有酸素運動もした」と苦労を振り返った。
好きなシーンは「靴下を口に入れるシーン」だと言い、靴下が立つ、というシーンは、自身のアドリブだそう。また「アイ・ライク・ユー」というチャ刑事得意のフレーズも自分でおもしろいと思って入れたと明かした。
そして最後に「正式な公開は3カ月後になるが、ファンの皆さんにまず見ていただきたいと今回の試写会を企画した。とにかく、楽しく笑ってもらいたいという思いで作った作品。笑っていただければそれだけで満足です。正式に公開まで一生懸命やっていくので、皆さんにおもしろかったと宣伝してください」とPRした。