公開から8週間たった今も1日3万人以上が入場するほどヒットしている映画『わたしの妻のすべて』。
現在、通算観客動員数は500万人突破目前まできており、今年の韓国映画界で最高のヒット作になる可能性も出てきた。
女優イム・スジョンはこの作品で、純粋で女性らしいイメージをかなぐり捨て、毒舌を吐きながらも誘うようなセクシーさを持つヒロイン役が人気を呼んでいる。
今年の韓国映画界で大きな注目を浴びている女優イム・スジョンについて調べてみた。
1979年7月11日生まれのイム・スジョンは、18歳だった1998年にファッション誌『CeCi』の表紙モデルでデビュー、ドラマ『良い友だち-黒と白』(2000年)でドラマ出演を果たした。
その後、ドラマ『学校4』(01年)で優等生役を演じ、『ピアノを弾く大統領』(02年)では大統領の一人娘役でスクリーンデビューした。
さらに、韓国最高のホラー映画と言われ、ハリウッドでリメークされた映画『箪笥(たんす)』(03年)で青龍映画祭と大韓民国映画大賞の新人女優賞を受賞。
その翌年の04年、韓流スターのソ・ジソブと共演したドラマ『ごめん、愛している』が大ヒットし、一躍スターに。
また、子供のころから一緒に育ってきた馬との友情を描いた映画『角砂糖』(06年)では単独主演を務め、評論家の間でも評判を呼び、女優としての地位を築いた。
『サイボーグでも大丈夫』(06年)、『ハピネス』(07年)、『チョン・ウチ時空道士』(09年)、『あなたの初恋探します』(10年)、『愛してる、愛してない』(11年)など数多くの映画作品でも幅広いジャンルをこなし、同年代の女優の中でも豊かな表情と繊細な目を持つことで知られている。
ただ、「演技力を認められ、出演作はヒットしているが、そうした成果は共演男優たち(RAIN/ピ、ファン・ジョンミン、カン・ドンウォン、コン・ユ、ヒョンビン)の人気によるものでは?」とも言われたが、今回の『わたしの妻のすべて』では見事にイメージチェンジを果たし、そうした懸念を一掃した。
そこで、多数の作品に出演し、多彩な役柄をこなす女優イム・スジョンの姿を朝鮮日報日本語版の写真で振り返ってみた。
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