俳優ソ・ジソクが、主演ドラマ『Manny~ママが恋したベビーシッター』が7月よりホームドラマチャンネルで放送されるにあたり来日。ドラマにまつわるエピソードなどを語ってくれた。
―同ドラマに出演を決めた一番の理由は何だったのでしょうか。
「Mannyというあまり聞いたことがない職業に魅力を感じたことと、子どもが好きだからです」
―ベビーシッターはもちろん経験がないと思いますが、役作りで何か準備されましたか。
「特に努力したということはないですが、近所の公園で、子どもを観察しました。それが役立ちました。それから、以前から木村拓哉さんが好きなんですが、このドラマを考えた時、『エンジン』というドラマを思い出したんです。そのキャラクターも参考にしました」
―子どもへの優しい眼差しは演技というよりとても自然に見えました。
「わざとらしい演技だと、子どもにも分かってしまうと思います。自分が本当に子どもが好きで、とてもやりやすかったです」
―子ども相手の演技で苦労したことはありますか。
「撮影が長引いて朝方になった時など、子どもが眠気を我慢できなくて…ということがありましたね」
―子どもからは好かれる方ですか。
「子どもは慕ってくれたみたいです。撮影当時に子どもは10人以上がいたんですが、母親以外の人と子どもたちが連絡をとったり、何かをするということはなかったと思うんですが、僕には『おなかすいた』と言ったり、僕のところで寝たり、あとでメールを送ってきてくれたりとかしたんですよ」
―子どもに好かれるコツはありますか。
「まず最初にはプレゼント攻めで、最大限の好感度をもらえるようにアプローチすること(笑)。そして、母親と仲良くなること。子どもの目線で遊んであげることですね」
―このドラマでは衣装もとても素敵でしたが、ご自身の好みが反映されていますか。普段はほとんどがジャージーだそうですが。
「これまでの役は、正装が似合うキャラクターだったのですが、初めて活発なファッショナブルなスタイルの役でした。自分の好みというより、スタイリストが僕の魅力を引き出してくれたと思います」
―ソ・ジソクさんは、ドヨンのような守ってあげたいタイプと、気の強いしっかりしたタイプとどちらが好みですか。
「実生活でドヨンのような女性に好かれていたら、きっと逃げていたと思いますね(笑)」
―後半はMannyよりも恋愛が重点になってきました。ソ・ジソクさんは、仕事と愛、どっちもきっちり両立できますか? それともどちらかに偏ってしまうタイプですか?
「自分では、両立できると思っていたんですが、実際、忙しいときに恋愛したことがあって、そのときは仕事に追われて、女性とはうまく付き合うことができなかったということがあります。両立は無理かと思って仕事が休みのときに付き合ってみましたが、それもそう都合よくいかず…(笑)。とにかく今は、仕事優先で、頑張ってます!」
―今回のイハン役を含め、これまで演じた役で自身に一番近いのはどの役ですか。
「一番近いのは、『ハイキック3~短足の逆襲~』のジソク。逆に一番違うのは『グロリア』のガンソクですね。演技をしていても本当に大変で、共感するのに限界に達しました。ジソクは、キャラの研究をしなくてものぞめるぐらい自分に似ていると思いました。すぐにカッとなるところとかも似ているし、誰かが好きになったときの気持ちの表現なども」
―ソ・ジソクさんのリラックス方法は。
「撮影前は音楽も聞かないし、ゲームもしませんね。共演者やスタッフと、よく話をします」
―とても素晴らしい体格をされていますが、体に自信がありますか。
「ドラマでは上半身を露出することが多いんですが、自分は下半身のほうが自信があるんですよ。10年以上、ウエイトトレーニングはしていないんです」
―スポーツもお好きだとのことですので、スポーツ選手の役なども似合いそうですが、今後どんな役をやってみたいですか。
「スポーツ選手、オファーがあればやってみたいです。それから、悪役を演じたことがないので、男の匂いがただようような悪役をやってみたいです。外見的にはいい人そうだが実は悪いヤツ…といったようなキャラクターに興味がありますね」
―ところで、今回の来日で、浅草に行かれたとか。
「番組のロケだったのですが、人力車に乗ったら想像以上に速くて楽しかったですね。それから、せんべいを食べたのですが、固いものと思っていたら、違ってたり…花やしきにも行きましたね。撮影はセルフカメラで撮ったり、話ながらリラックスして撮ったりして写実的でおもしろかったです」
『Manny~ママが恋したベビーシッター』はホームドラマチャンネルにて24日より毎週火曜日午後9時放送開始。また、ソ・ジソクの『韓流スタージャックS★ソ・ジソク in TOKYO(前編・後編)は衛星劇場で17日午後10時30分、ホームドラマチャンネルで16日深夜2時ほか放送。
また、6月にソ・ジソクジャパンオフィシャルファンクラブ(http://seo-jisuk.jp/)がオープンした。日本のファンともっと触れ合いたいというソ・ジソク。これを機に、ファンとの距離が縮まりそうだ。