故パク・ヨンハさんの2周忌追悼式が6月30日午前9時20分、故人の遺骨が安置されている京畿道城南市の盆唐メモリアルパークで行われた。
この日の追悼式には、生前故人を大切に思っていた知人をはじめ、韓国や日本から来たファン約1200人が出席。故人が生前、日本で「韓流スター」として名声を得ていただけあり、韓国はもちろん、海外からの取材陣も大挙して詰めかけた。
ファンミーティングやコンサートはもちろん、昨年の一周忌まで、主要イベントを行うたびに雨が降り、日本のファンの間では、「雨男」と呼ばれていた故人の命日を空も覚えていたのだろうか。長い日照りを解消するうれしい雨が降りしきる中、ファンはそれぞれ準備した献花や垂れ幕で、故人に向けた恋しい気持ちを表現した。
追悼式は知人やファンの焼香で始まった。何人かのファンは嗚咽しながら、白いバラを献花した。物静かな雰囲気の中で焼香が行われ、僧侶のお経の声が響きわたった。
特に、焼香が終わるころ、パクさんが日本活動時にリリースしたヒット曲が流れると、ファンは感極まった。彼女たちは声を出してむせび泣き、込み上げた感情を抑えられなかった。
東京から来たというAさん(25)はカタコトの韓国語で「日本でもまだ故人を恋しがっているファンが多く、集まりもよく行われている。昨年に続き、今日もやはり雨なので、なおさら故人のことを思い出す」と話した。
また、献花を終えたBさん(47)は「遠くから来たかいがあった。今でも家にはヨナさん(故人の日本での愛称)のドラマやアルバムが置いてある。来年もまた来るつもり」と誓った。
この日、パクさんの追悼式には故人の知人のほか、韓国をはじめ、日本のファン約1200人が訪韓。彼女たちは追悼式後、祥明大学で行われた「フィルムコンサート」にも出席した。
韓国での三回忌追悼式に先立ち、日本ではさまざまな追悼イベントが行われた。日本のファンは食事をしながら、故人の未公開映像を鑑賞したり、「ONE LOVE追悼パク・ヨンハ」イベントでパクさんの出演作を上映したりするなど、さまざまな追悼イベントを行った。