歌手JUNIEL、デビュー直後に配信リアルタイム1位

さわやか少女、実は実力派新人

▲18日にソウル・光化門で会ったJUNIELは「自分のカラーがはっきりしているチャン・ギハさん、多彩なジャンルの音楽をこなせる日本のロックバンド・東京事変、つらい時に聞くと癒やされるユ・ヒヨル(TOY)さんが好き」と語った。/写真=イ・ジュンホン記者
▲ ▲18日にソウル・光化門で会ったJUNIELは「自分のカラーがはっきりしているチャン・ギハさん、多彩なジャンルの音楽をこなせる日本のロックバンド・東京事変、つらい時に聞くと癒やされるユ・ヒヨル(TOY)さんが好き」と語った。/写真=イ・ジュンホン記者

 茶色のウェーブヘアに額を覆う厚めの前髪、バタフライ・スリーブのワンピースを着たあどけない笑顔の少女がギターを手にした。そして一生懸命ギターをつま弾きながら、大きな目をパチクリさせてハキハキと自身について語り始めた。デビュー13日目の新人歌手JUNIEL(ジュニエル、18)=ソウル公演芸術高校3年=だ。

 7日にミニアルバム「My First June」をリリースすると、すぐにインターネットのポータルサイトのリアルタイム検索1位、リアルタイム音楽配信ランキング1位になった。ミニアルバムに収録されている5曲のうち3曲が自作曲。シンガーソングライターになるという夢にキュートなルックス、ギターの弾き語りをする姿が「国民の妹」IU(アイユー)を思わせることから「第2のIU」と呼ばれることもある。事実、年齢もIUと同じだ。

 18日にソウル・光化門で会ったJUNIELは「デビューしたばかりのわたしと、デビューして4年目の先輩歌手IUさんを比べること自体、ありがたいけれど身に余る思いです」と語った。そして、自分の芸名について「本名チェ・ジュニの『ジュニ』と、Love(愛)の最初の頭文字『L』を合わせて付けました」と語った。歌手になろうと思った動機については「小学校3年生のときに偶然、BoAさんのドキュメンタリーを見てあこがれました。日本でデビューして孤軍奮闘するBoAさんがとてもステキに見えたんです」と説明した。

 歌手になることを夢見ていた父親と、ミュージカル劇団に所属していたこともある母親から音楽の才能を受け継ぎ、2007年の中学2年生のときにオーディションで事務所入りした。「ダンスもできないし、顔もかわいい方じゃないので『わたしにアイドルは似合わない』と思いました。ギターを弾きながら感性を分かち合うような音楽がやりたくて、中学3年生のときから少しずつ作曲を始めました」

 JUNIELの歌手としてのキャリアは、2010年に日本で始まった。日本のファッション誌が主催したオーディション「虹色スーパーノヴァ」で3000人のライバルを抑え優勝したのだ。その後2年間、ライブのステージに立ち、インディーズからアルバム2枚、メジャーからシングル2枚を出した。「いろいろな音楽ジャンルが息づく場所で音楽の勉強がしたくて日本に行きました。そこで路上ライブを含め週に3-4回ライブをしました。単に歌だけでなく、お客さんと気持ちを分かち合うことこそ本当なんだ、と思いました」

 韓国でのデビュー曲は、さわやかで透明感のある声が印象的な「illa illa」。同じ事務所に所属する人気バンドCNBLUEのジョン・ヨンファが作曲し、デュエットでステージに立った「ばか」という曲も人気だ。「韓国のステージだからといって余計に緊張することはありません。新人ですが、音楽的な自信もあります。日常の中でわたしが感じる気持ちを曲に載せ、真心を込めてお聞かせしたいと思います。女の子の感性だけでなく、激しい面も見せるなどして幅広いジャンルの音楽がしたいですね。そうすれば自然と「第2の○○」みたいな修飾語はなくなるでしょう」と言って笑った。

金城敏(キム・ソンミン)記者
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