キム・ボムが日本で1stアルバム発売記念イベント開催「全国ツアーも…」

　『花より男子～Boys Over Flowers』の西門総二郎（ソ・イジョン）役で人気を博した俳優キム・ボム。これまでも出演ドラマのOSTに参加し、その歌声でファンを楽しませてきたキム・ボムだが、いよいよ「歌手・キム・ボム」として活動を開始した。

　20日、日本で1stアルバム「Home Town」をリリース。これを記念して24日、東京・お台場のヴィーナスフォート教会広場にて発売記念イベント＆握手会を開催し、のべ2000人のファンが集まった。

　この日のイベントに、アルバム収録の日本語曲「雪月花」を歌ってステージに登場したキム・ボム。歌い終わると、日ごろの自信に満ちた表情とは違ったハニカミ笑顔でファンの声援に手を振ると、会場からは大きな歓声が沸いた。

　「今回は、期待と緊張で日本に来ましたが、本当に皆さんにお会いしたかったです」とファンにあいさつ。「昨日は、自分の歌を聴いたり、皆さんのことを考えると眠れませんでした」と緊張の思いを吐露した。

　そして最初に歌った「雪月花」を「皆さんのことを思いながら歌いました」と言ってキム・ボムスマイルを全開でファンの声援に応えた。

　今回、日本で歌手デビューすることになったことについては、「少しでも皆さんにプレゼントしたいという思い。アルバム作業中は、皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいで、緊張して臨みました」と明かした。

　日本語曲が7曲中4曲あり、発音に気を付けなければということで感情表現のほうが心配だったというが、「周囲の方々のおかげで、感情もうまく伝えられたと思います」と自信を示すと、ファンからは大きな拍手が起こった。

　リード曲の「Home Town」については、「懐かしいところを訪れる歌ですが、自分にとって日本は第二のふるさと、といった思いが込められていると思います」と説明し、同曲を披露した。

　7月7日に23歳になるキム・ボム。抱負を尋ねられると、「今回のアルバムを成功させることが目標だったが、皆さんのおかげで実現できたので、よくばるなら、全国ツアーをやってみたいです」との夢を明かした。

　「日本に来る直前に、映画『ミラクル』の撮影を終えました。ファンタジー要素のあるスリラーで、（韓国で）年内に公開予定です」と近況を語り、また違った姿をお見せできると思う、と自信をのぞかせた。

　「皆さんのおかげで幸せに仕事をしています」とファンに感謝の気持ちを語ったキム・ボムは、そんな思いにぴったりの「夢の後先」を最後に披露し、ファンの心をさらにがっちりとらえた。

　ミニライブ＆トークイベント終了後には、握手会が行われ、終始笑顔でファンひとりひとりと触れ合ったキム・ボム。俳優としても進化見せているが、歌手活動を通じて、またひとつ新たな魅力を加えることになりそうだ。