28日午前、豪華客船「シンフォニークラシカ」を貸し切り、6人組ボーイズグループ「BOYFRIEND」が“日本上陸”デビュー会見を船上で華々しく行った。東京湾上の豪華客船でのデビュー会見は史上初。
BOYFRIENDは、2011年5月にシングル「BOYFRIEND」で韓国デビュー。グループ名は「皆さんの彼氏になりたい」という意味を込めて付けられたもの。幼いころからタレント・モデルとして多数のテレビ番組や300本以上のCMに出演している双子の兄弟ヨンミンとクァンミンを中心に、K.willのミュージックビデオでIUと共演するなどした子役出身のミヌ、バラエティー番組で人気者となったリーダーのドンヒョン、俳優ユ・スンホのそっくりさんとして有名なジョンミン、確かな歌唱力でメインボーカルを務めるヒョンソンという多彩な顔ぶれだ。
そして韓国のグラミー賞ともいえる第26回 ゴールデンディスクアワード、第21回 ハイ・ウォン ソウル歌謡大賞など伝統と権威を誇るミュージックアワードで新人賞を受賞。デビュー1年目にしてタイ、シンガポール、台湾などでファンミーティングを開催するなど新人とは思えないほどの活躍ぶりを見せ、満を持しての日本デビューとなる。
日本の正式デビューは8月22日、オリジナル楽曲の1stシングル「Be my shine~君を離さない~」(仮)に決定。これに先立ち、6月6日には韓国盤のシングルをまとめた日本限定アルバムもリリースされる。
日本デビューが決まった感想を「皆さんがたくさんの関心をもってくださって、感謝しています。楽しみにしているし、頑張っていきたいと思います」と笑顔を見せたBOYFRIEND。
この楽曲は、韓国でBOYFRIENDほか、KARA、INFINITEなどの楽曲を手掛けるヒットメーカーsweetuneと、日本のヒットメーカー松井五郎という夢のコラボが実現したもの。先ごろレコーディングを終えたとのことだが、「僕たちのために作ってくれた曲です!」と、自信と期待感を示した。
これまでのうれしかったこと・大変だったことは、との質問に「やはり、デビューしたその日、その瞬間がうれしかった。今でも鮮明に覚えている」とし、「まだ新人ですし、好きな仕事をしているので、うれしいことばかり」と答えた。
日本で公式サイトがオープンすると、メルマガ会員登録は2日間で1万人を超え、早くもブレイクは必至の状態。そして、デビュー前の6月30日には、会員を招待するショーケース「First Date with BOYFRIEND in JAPAN」が日本武道館で開催される。「武道館でショーケースができるということで、うれしく思いました。特別な場所なので光栄」とし、日本進出のために日本語も一生懸命勉強しているとのこと。
現在、日本は空前のK-POPブームだが、そんなブームをどう思うか、との問いには「初めて(日本の)空港に到着した際に、とても多くの皆さんが歓迎してくれてびっくりしました。ありがたく思っています」と言い、「先輩方の作ってくださった道を汚さないように、自分たちも頑張っていきたいです」と、ブームの一翼を担う意欲を見せたBOYFRIEND。
最後にファンに向け、「応援してくれて本当にありがとうございます。僕たちはいつもファンの皆さんに会いたかったので、日本で活動できてうれしかったです。これからもたくさん応援してください」とメッセージを伝えた。
なお、この日の模様は29日午後8時より、YouTube、USTREAM、ニコニコ生放送、アメーバピグで全世界向け同時放送される。
最近、ワイルド系が人気を得ていただけのK-POPグループだが、「キュートなボーイフレンド」「かわいい弟」イメージのみずみずしいBOYFRIENDが、新たなスタイルでどこまで躍進できるか、楽しみだ。