インタビュー:チョン・ギョウン「150キロの特殊メークとその姿で苦労した」

インタビュー:チョン・ギョウン「150キロの特殊メークとその姿で苦労した」

 富豪たちの住む町「一番街」で働く家政婦たちと住民たちの生活を中心に、夢の「宝くじ」をめぐるさまざまな騒動、そしてキュートなロマンスもいっぱいのドラマ『ロマンスタウン』。

家政婦のスングム(ソン・ユリ)と恋模様を繰り広げるのがカン家の御曹司ゴヌ(チョン・ギョウン)。150キロの巨漢が3年後スリムなイケメンになって帰国、という登場から視聴者を引き付けたチョン・ギョウンにインタビューした。

-ラブコメは初挑戦でしたが、出演を決めた理由は。

「ラブコメにはいろいろあると思いますが、平凡なラブコメではなく、特別な何かが見えました。ソ・スキャン作家の脚本は、感性が他の人とは違うと感じる部分がたくさんあり、やってみようと決めました」

―ゴヌというキャラクターをどのようにとらえて演じましたか。

「太っていたゴヌはまさに純粋そのもので、お金持ちの息子ですがお金に欲を持っていない人物。役作りで声のトーンも太っている人が出す声のトーンを調節しました。やせた後は、カッコよくなったと自覚を持ち、スングムに対する気持ちを悟られないように、わざとトゲトゲしく接するところがありました。しかし時間がたつにつれて、本来の純粋なゴヌに戻っていく姿を皆さんに見てもらえるようにと演じました」

―声を気にされていたのでしょうか。

「太っているときの声は太っている人の声に聞えるように努力しましたが、完全に満足できているわけではありません。ますます演技力を高めるために、次の作品(『サラリーマン楚漢志』)ではもっと努力しました」

―150キロの巨漢となった特殊メークのエピソードを教えてください。

「シリコン素材を付けていくのですが、なかなか付かなくて大変でした。メーク自体5時間くらいかかるので、それだけで疲れて大変でしたし、他の俳優の方よりもその分早く入るために、睡眠時間も短くなるのが大変でした。演技中も大変で…動くのも大変でしたが、顔自体も重くなって目とか垂れてきて(手で目を下げながら)つらかったです。人の視線が冷たく、無視されてるような…本当に心理的に早く取りたかったです(笑)」

―相手役のソン・ユリさんとは呼吸が合いましたか。

「ソン・ユリさんとはとても息が合いました。お互いに演技のアドバイスをしたりしました。俳優は相手との意思の疎通が重要ですが彼女とはお互いに(役者として)追求するものが同じように感じましたね」

―チョン・ギョウンさんだったら、スングムに惹かれますか。

「純真なゴヌという人物は、元からスングムに対して好きだという気持ちがあったので、他の女性には目が行きませんでした。一途ですね(笑)。僕自身も、ソン・ユリさん演じるスングムに惹かれただろうと思います」

東京= 野崎友子通信員
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