インタビュー:コン・ヒョジン「『最高の愛』では二人の男性の間ですごく悩んだ」

写真=イ・ダジョン記者
▲ 写真=イ・ダジョン記者

 ドラマ『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』で元アイドル「国宝少女」で好感度ワースト1のク・エジョン役を演じ、トップ俳優トッコ・ジン(チャ・スンウォン)との恋愛模様を繰り広げたコン・ヒョジンにインタビューした。

―ク・エジョンを演じるにあたって苦労した点は。

 「複雑な人物でしたね。愛の話が半分、仕事の話が半分だったんですが、愛の部分で、おかしなトッコ・ジンという人物が、初めはエジョンをいじめ、存在自体も否定しようとするんですが、その後よく訪ねてきて、じっと見つめたり、ちょっかい出すのを好意があってしていると誰もがわかるのに、気付かない。それを不自然にならないように表現をするのが難しかったです。また、二人の男性の間で…とにかくいろんな面で複雑でした。どうにかして、どの場面でも非難を受けないようにと努力はしましたね…」

―元アイドル役で芸能界の物語ということで、やりやすかった点、やりにくかった点は。

 「やりやすかった点は、わたし自身とエジョンは歳が近くて、活動期間も10年程度で同じくらいで…。それで昔のことを考えながら、デビュー初期にいろんな活動をしてたことを思い出しながら、今はバラエティーには出演はしませんが、その頃は出て楽しい話をしたなと思い出して…楽に理解できた部分だったと思います。難しかった点は、わたしが歌手ではないこと(笑)。一人で活動をしてきたのでグループ活動をした歌手たちの固い友情などはわからなくて、そういう部分では分野に違いがあり理解をするのが難しかったです」

―劇中でアイドルグループ「国宝少女」としてダンスや歌を披露しましたが、率直な感想は。

 「二度としてはいけないと思いました(笑)。わたしの長所ではなく、大変だということもわかりました。ステージの上でリハーサルをして、歌を歌って、本当に暑いのにサウンドのためにエアコンも付けられず、ステージで歌手たちがメークをして歌ってダンスをするのは大変なことなんだ、みんなと合わせてダンスをして歌を歌うのは大変なんだとつくづくわかりました」

―トッコ・ジンとユン・ピルジュの間での関係には悩む点がありましたか。

 「最初から二人の男性の間でどうしたら悪い女性にならないかとすごく悩みました。なぜなら、ユン・ピルジュが本当にいい人で、トッコ・ジンはエジョンには悪い人だったから、何でわたし(エジョン)がこの男(トッコ・ジン)を好きなのかと…。韓国ドラマで、女性を中心に男性が二人いる場合、一人に偏ると二人目の男性が無用な人になるんです。そうならないようにしながら、作家、監督、ユン・ゲサンさんともたくさん話をしました。ここまで引っぱってきたのにどうやって切るのかと。ユン・ゲサンさんも急にあきらめるのは話にならないと…ご覧になる方に憎まれるのではないかと思い、本当に複雑でした。でも後で最終回を見たら、二人本当に幸せに見えました。家で、子どもがいて、彼がソファで寝てるのを見る様子は本当に。なので納得しました(笑)」

―ご自身だったら、ユン・ピルジュのほうに行きますか?

 「女性だったら、わかるじゃないですか? 頭ではあんな男性がいいのに、でも心ではトッコ・ジンみたいな男性に気持ちがいってしまう。でも結婚して後悔するでしょう。あの時ピルジュと結婚していたらと。わたしなら30代の女性として、ピルジュを選ばなければと思いますね。トッコ・ジンは本当に性格が、自分が強すぎますよ(笑)」

ソウル= 野崎友子通信員
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