韓国の7人組ボーイズグループ・INFNITE が25・26 日の両日、東京国際フォーラム・ホールAにて、2回目となるコンサート「2012INFINITE CONCERT『Second Invasion』」を開催。2 日で計1 万人を動員し、大盛況のうちに終えた。
昨年、「Be Mine」で初の歌謡番組チャート1位を取って以来、初めての日本での単独公演ということで、ファンの期待も高まっていたINFINITEのステージは、デビュー曲の「TO-RA-WA」でスタート。純白の衣装に身を包み、代名詞であるシンクロダンスでファンを魅了。今回は初の生バントでの公演ということで、昨年9月に行われた1st コンサートよりも音に迫力が増し、彼らの魅力がより映えていた。
最初のMC でメンバーがそれぞれ日本語であいさつ。日本語もかなり上達しているメンバーらは「相変わらずキレイですね!」(ホヤ)、「今日はみんなとデートする日。みんな、僕の彼女になってください!」(ウヒョン)などとファンに話しかける場面も。
前半のソロステージでは、エルは、オーディションのときに歌ったというTOY のバラード曲「僕が君のそばでしばらく生きたということ」を、ソンギュはソロ曲「Because」を歌った。ソンギュは、「光化門恋歌」でミュージカルデビューしたということもあり、声量と歌唱力がさらに増したよう。歌の最後にはヘビーなロックサウンドが鳴り響き、華麗なシャウトを披露し新たな一面を見せた。
続くヒット曲「BTD(日本語ver.)」「Paradise」で盛り上がりは最高潮に。ファンの掛け声も、彼らのダンスに負けないぐらいシンクロし、「BTD」での見せ場“サソリダンス”ではより大きな歓声が上がった。
後半のソロステージでは、ホヤ&ドンウがキレキレのダンスを披露し、Baby Soul と「Crying」を、ソンギュとともに「光化門恋歌」でミュージカルデビューを果たしたウヒョンがソロ曲の「時間よ」をパフォーマンス。そしてソロステージのトリは、ソンヨル&ソンジョンによる「Trouble Maker」(ヒョナ&ヒョンスン)のカバー。ソンヨルがヒョナ(4Minute)に、ソンジョンがヒョンスン(BEAST)に扮(ふん)し、セクシーなダンスとキスシーンを完全コピー。ソンヨルが男性役を、ソンジョンが女性役を演じると皆が思っていたところにまさかの男女逆転でファンを楽しませた。
後半の「白い告白」では、メンバーたちが客席へ降り、チョコレートとボールをファンに配るという場面も。そして、ファンが待ちに待っていた「Be Mine」では男らしい仕上がりで“成長したINFINITE”が色濃く表れているパフォーマンスを見せた。
アンコールの「Julia」を歌い終え、最後のMCではメンバーたちも感極まり、ファンへの感謝の気持ちをそれぞれ言葉にしていた。涙もろいウヒョンは、「僕たちは一緒に夢をかなえるために、一生懸命頑張ってきました。でも最初は、このメンバーでチームを作るのは難しいといわれ、その言葉を聞くたびに歯を食いしばって頑張ってきました。僕たちが頑張れたのは、皆さんが愛してくれたからです。今、僕たちが皆さんにできるのは、死ぬまで歌うこと。ずっと僕たちと一緒にいてくださいね」と、泣きながら語った。
最後の曲「Voice of my heart」は客席とステージが一体となり、全26曲、2時間30 分のステージは幕が降りた。ステージング、パフォーマンスともに、彼らの成長が顕著に垣間見えるコンサートは、今後のさらなる活躍を予感させるものだった。