ドラマ『根の深い木』の日本初放送を記念し10日、東京・韓国文化院ハンマダンホールにて第1話特別試写会が行われ、チャン・ヒョクが舞台あいさつに登壇した。
2011年の韓国SBS演技大賞で大賞、最優秀作品賞など6部門で受賞した『根の深い木』はベストセラー小説をドラマ化。歴史に封印されたハングル創設をめぐる謎、世宗大王の治世を新たな視点でとらえたミステリー時代劇だ。ハン・ソッキュが16年ぶりにドラマ界に復帰、『チュノ~推奴~』のチャン・ヒョク、人気の新進女優シン・セギョンの共演、若手のソン・ジュンギ、ヒョヌ、キム・キボム(SUPER JUNIOR)など豪華な顔ぶれも話題となった。
第1話の上映後行われた舞台あいさつでチャン・ヒョクは「視聴率もよく、ベストセラーが放送後さらにベストセラーになった。実際は原作のキャラクターの表現に苦労したが監督、共演者、スタッフと話し合いをしながら撮影をした」とエピソードを語った。
大先輩ハン・ソッキュのとの共演に「一緒に出来てありがたかった。後輩も勉強になっている。どんな演技も受け止めてくれる頼もしい先輩」と語り「世宗大王は物静かで知的なイメージだが、ハン・ソッキュさんが演じた役は人間味があり悩む姿や楽しむ姿で視聴者に新鮮に映ったと思う。俳優の解釈は重要だと考えた」と先輩との共演で学んだそうだ。
また、ドラマの見どころとして「歴史を再解釈しいろいろなテーマが盛り込まれている。毎回ミステリー、悲しみ、苦悩、身分制度などいろいろな視点からとらえている。ラブストーリーもあり見どころはそこかな」と笑った。
チャン・ヒョクは、俳優になって15年になるが「振り返りたくない(笑)。デビューしたのがつい最近の気がする。いまだに新しい作品でも緊張し、初心の気持ちであまり変わらない」と言い、「周りは変化したと見ているようだが、変わったことはない。成長の過程で自然に適応したイメージ」と説明した。
前日は日本でファンミーティングが開催されたが「日本のファンは思いやりがあり(自分を)考えてくれる。感情が大切で、ファンミーティングの時は話を長くしている」と話すと客席から笑いが起こった。またファンがプレゼントで「役柄のフィギュアを作ってくれる」そうで、「自分が悩み、ストレス、楽しみでキャラを作り、そのキャラのフィギュアだ」とうれしそうにほほ笑んだ。
最後にメッセージとして「自分も出演作品を見る時は、自分も一視聴者として心の中にどのように残るのかと考えて見ている。気楽に見てもらい、最後には心に残るドラマになると思う」とPRした。
『根の深い木』は、KNTVにて3月17日から毎週土・日曜午後10時から放送される。