韓流:BIGBANG16カ国、BEASTは14カ国でツアー

アイドルが続々と世界へ

少女時代は仏でアルバム

韓流:BIGBANG16カ国、BEASTは14カ国でツアー

今年は韓流アイドルたちの「ワールドツアー元年」になると思われる。BIGBANGや少女時代、JYJなどK-POPを代表するグループが海外公演・進出を本格化させ、熱いワールドツアー合戦を繰り広げることが予想される。

 BIGBANGは来月から、デビュー後初めて16カ国25都市を回るワールドツアー「ALIVE TOUR 2012」を行う。29日にミニアルバム「Alive」をリリース、来月2日からソウルを皮切りにアジア・北米・南米・欧州を巡る。

 BIGBANGのツアーの企画・制作には世界的な専門家たちが参加する。所属事務所YGエンターテインメントはまず、マドンナやU2などのワールドツアーを手掛けた公演企画会社ライブ・ネーションとタッグを組んだ。ツアーの総監督はマイケル・ジャクソン、レディー・ガガ、ビヨンセとも仕事をした著名な舞台演出家ローリーアン・ギブソン、舞台・照明デザインはマドンナ、ポール・マッカートニー、イーグルスなどのステージを手掛けたリロイ・ベネットが担当する。

 このほど米国の人気トーク番組である『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』(CBS)や『ライブ!  ウィズ・ケリー』(ABC)などに相次いで出演し注目を浴びた少女時代は、フランスでアルバムをリリースする。13日にユニバーサル・ミュージック・グループ傘下のレーベル「ポリドール」から発売される「The Boys」だ。韓国人歌手が欧州でアルバムを出すのは、1970年代半ばに男女4人組のボーカルグループ「コリアナ」がフランスでシングルを発売して以来のこと。所属するSMエンターテインメントは「昨年パリで開催された『SM TOWN LIVE』で少女時代の可能性が認められたため」と説明している。

 昨年ブラジルとイギリスでステージに立ったBEASTも、12日のドイツ・ベルリンを皮切りに、中国・シンガポール・日本・台湾・米国・欧州など14カ国21都市を回るワールドツアーに出発する。アイドルとしては初めてスペインとドイツで単独コンサートを開いたJYJは、3月9日にチリ、11日にペルーでワールドツアーを行う。日本と台湾で単独コンサートを行ったSUPER JUNIORは18-19日のシンガポール・コンサートを皮切りに米国・欧州・南米を巡るワールドツアー「SUPER SHOW 4」でファンを魅了する。

 音楽評論家のイム・ジンモ氏は「各アイドルグループがワールドツアー開催と同時に音楽性・多様性を培う努力をしなければ、K-POPブームの流れは長く続かない。海外進出を単なる商業的観点で行うのではなく、文化使節的なアプローチにより、韓国文化を世界に広めるという認識を持つことが必要だ」と話している。

韓流:BIGBANG16カ国、BEASTは14カ国でツアー

パク・セミ記者
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