新人ボーイズダンスボーカルユニットN-sonicが23日に東京・表参道GROUNDにて「N-sonic JAPAN 1st Showcase」を開催した。
N-sonicとは新しさを表す「Neo」のNと、音波を意味する「Sonic」から名付けられた。メンバーはJ.HEART、ジョンウク、ウノ、チェビョル、black Jの19歳から23歳までの5人で構成されている。デビュー曲の「SUPER BOY」はRAINの「Rainism」やMBLAQ、BEAST、BIGBANGのV.Iの曲なども手掛けたペ・ジルリョル氏によるもので、ビートの効いたなじみやすいダンスナンバーだ。
「SUPER BOY」のデジタルシングルで韓国デビューしたのが昨年10月。まだ知名度はいまひとつだが、ミュージックビデオでは、全員が雨に打たれながら上半身裸で踊るという、デビュー映像としてはかなり刺激的で印象的な姿を見せた。日本のK-POPの青田買い層には、早くから目をつけられている存在だ。
「SUPER BOY」は韓国では音源リリースのみだが、日本では1月6日にシングルCDとしてリリースされた。ショーケースでは、リード曲「SUPER BOY」ほか、「N-SONIC」「ノッチアヌルケ」「NEVER STOP」「bye bye bye」をパワフルに披露した。
トークでは話題のMVの秘話も披露。「『SUPER BOY』のMV撮影時、すごく寒い夜に冷たい雨にうたれ、みんな次日にはせきをして、次々に病院に行くはめになった」「体はあえて作ろうと思ったわけではなく、みんな運動が好きだったので、毎日普通にやっていただけ」などと明かした。またボイスパーカッションでハーモニーを聞かせたり、激しいダンスパフォーマンスで自慢の(?)体を見せたりと多才なところを見せ、ファンを楽しませた。
初のショーケースを終えたメンバーらは、熱心なファンの声援に感激ひとしお。「皆さんが喜んでくれて、感動をくれたのがうれしかった」(ウノ)、「この空気感をずっと覚えておきたい」(black J)などと喜びの言葉を口にすると、リーダーのJ.HEARTが思わず涙してしまう一幕も。この日の感激を味わう一方、「デビューする前、大変な思いをしてきたので…」とこれまでの苦労を思い、感情が高まってしまったようだ。メンバーは「リーダーが泣くのを初めて見たので、すぐおさまるのかどうかもわからない」と話したが、メンバーの励ましに最後は笑顔に。日本での初ショーケースをそれぞれが感慨深く味わった思い出深い時間となった。