インタビュー：ソン・ジュンギ「『根深い木』演じられて光栄」

　日本初ファンミーティングを盛況のうちに終えた俳優ソン・ジュンギ。『トキメキ☆成均館スキャンダル』のク・ヨンハ役で視聴者をとりこにし飛躍、最近はハン・ソッキュ、チャン・ヒョク主演ドラマ『根深い木』でも魅力を発揮したソン・ジュンギにインタビューした。

―ヒット中のドラマ『根深い木』で若き日の世宗大王イ・ド役が好評でしたが、偉大な王を演じた感想は。

　「とっても気分がいいですね。無事終えてほっとしています。青年時代の役で少ししか出演していないのですが、大作時代劇で主役を演じられてうれしいです。素晴らしい俳優ハン・ソッキュさんの若い時代を演じられたことも光栄でした」

―今年は映画でも活躍されましたが、『ちりも積もればロマンス』では相手役が年上のハン・イェスルさんでしたが、難しかったことはありましたか。

　「年上だからどうこう、ということはありませんでした。普通に一人の女性、女優さんとして楽しく撮影できました。イェスルさんは現場でいたずらしたり、ふざけたりして現場の雰囲気を明るくしてくださって、これまでの共演者の中で一番心が通い合った気がします」

―MCやナレーションなど多方面で活躍されていますが、今後も幅広いジャンルで活動する予定ですか。

　「自分は俳優なので、演技の仕事を第一に考えていますが、機会があれば。でも、俳優として成長したいです」

―これまで演じた役柄で、一番心に残っている作品、自分に似ているな、というキャラクターはどれでしょうか。

　「似ているのは、『愛の選択～産婦人科の女医～』のアン・ギョンウですね。明るくて楽しいキャラクターでした。深く残っているのは『トキメキ☆成均館スキャンダル』のク・ヨンハですね。すごくのめりこめた役だし、撮影しながら、彼のイメージがどんどん沸いて入りこんできました」

―『トキメキ☆成均館スキャンダル』共演した方とは親しいですか？　ユ・アインさんとは「ベストカップル」賞も受賞しましたが。

　「ハハハ…3人の中では、実はユチョンさんと一番仲がよかったんです。彼はいたずら好きでおもしろいんですよ。また、真面目に演技の話もよくしました。彼は演技が初めてだったので、気になることがあれば、すぐ相談してきたりしました」

―そのほか芸能人で親しい方はいますか。

　「イム・ジュファンさん、チョ・インソンさん、チャ・テヒョンさん、チソンさんとか…先輩が多いですね。あ、最近、チャン・グンソクさんとも親しくなって、タメ口で話す仲になりました」

―先ごろ、バラエティーで共演し、キスで話題になったシン・ボラさんとは親しいのですか。

　「番組でお会いしただけなんですが、あれで親しくなったかな（笑）？　もちろん、チューは台本でした。でも、（チューのシーンは）2回あったんですが、2回目はアドリブです（笑）」

―最近ハマっていることは。

　「漫画にハマってますね。子どものころに読んでいたものを読み直すことにハマっています。また昔の映画もよく見ます」

　2012年は映画『オオカミ少年』が予定されており、各方面からひっぱりだこのソン・ジュンギ。自身の思う魅力を尋ねると、「どこでしょう？　何だと思いますか？」と逆質問されてしまった。その答えは、自身が出すのではなく、見た人それぞれに感じてもらえればいい、ということだろう。彼ならではの自然体で、ナチュラルな演技は心地よい。これからのさらなる成長を楽しみにしたい俳優だ。