歌手で俳優のRAIN(ピ/チョン・ジフン)は自身が所有する建物の賃貸料に関する訴訟で勝訴した。
ソウル中央地裁は23日、RAIN所有の建物に入居したライフスタイル・デザイナー、クリスティン・パク氏を相手取り起こした立ち退き訴訟について、原告勝訴の判決を言い渡した。同地裁によると、パク氏は2009年8月にRAINが所有するソウル市江南区の建物に保証金1億ウォン(約680万円)、家賃月400万ウォン(約27万円)、付加価値税月40万ウォン(約2万7000円)を支払う契約を結び、2カ月後の10月からギャラリーをオープンした。ところが、同年12月から10年8月まで月40万ウォンの付加価値税を支払わず、10年9月からは家賃の支払いもなかった。
これについて、同地裁はパク氏が賃貸料の支払いを3カ月以上延滞していることから賃貸契約は法律に基づき解約・終了していると判断、芸術作品の展示を目的に建物を使用することを明示しなかったことや、契約終了後の現在もパク氏は自身の目的に応じ建物を使用していることを指摘、原告のRAINに延滞している賃貸料を支払う義務があるとの判断を下した。
だが、パク氏が「一部漏水が発生、トイレの汚物が逆流した」としてRAINを相手取り起こした訴訟については、却下している。