SUPER JUNIORが「韓流アイドル」の限界を打ち破った。
20日、ソウル・オリンピック公園体操競技場で、SUPER JUNIORの単独コンサート「SUPER SHOW 4」が開催された。
公演が行われた19日と20日の2日間、会場を訪れた観客数はおよそ2万2222人。韓国、日本、中国、タイなどアジア圏はもちろん、イングランド、フランスなどヨーロッパ圏や米国のファンも多数駆け付けた。
まずスケールが破格だった。ステージは超大型ムービングステージ、長さ20mの大型スクリーン、左右の中継スクリーン、ワイヤー装置、ガラスのステージ、クレーン、移動式カーなどド派手な規模を誇っていた。
また、さまざまな映像やレーザー、照明はもちろん、音楽に合わせて踊る高さ6mの噴水ショーなど、多彩な効果が加わり、新鮮な見どころを提供。これらの演出や規模はキム・ジャンフン、PSYなど超大型公演を行うアーティストのコンサートでしか見られないものだ。
オリジナル曲とカバー曲の割合が半々で構成される一部の公演と違い、SUPER JUNIORのコンサートは、本公演はもちろん、アンコールまで9割以上がオリジナル曲で構成されている。
さらに、「美人(BONAMAMA)」「Mr. Simple」「U」「Don't Don」「SORRY,SORRY」などヒット曲はすべて、新しいバージョンに編曲する細やかさもみせた。2日徹夜し、新バージョンに合わせて振り付けをアレンジし直すプロ魂を発揮した。
こうして、「共存」を最後に4時間に及ぶ公演が幕を閉じた。SUPER JUNIORは「来てくださった皆さんに感謝します。今回の公演を皮切りに、世界の国々に行きますが、皆さんと一緒に楽しめたらうれしい」と語った。特にイトゥクは「来年軍隊に行く予定。20代の最後をコンサート会場でファンの皆さんと一緒に楽しめるので、意味深い公演」と話し、関心を集めた。また、ヘンリーとチョウミもこれまでの気苦労を打ち明ける一幕も。
SUPER JUNIORはソウル公演を終えた後、12月10日と11日、日本・京セラドーム大阪で「SUPER SHOW4」を開催。続けて、台北、バンコク、シンガポール、北京などアジアやヨーロッパ、米国、中東などを回るワールドツアーを展開する予定だ。