歌手・俳優としてマルチに活躍するイ・ジフンが15日、東京・赤坂Blitzにて「イ・ジフン芸能生活15周年記念 ファンミーティング~Evergreen~」を2回にわたり開催した。
細身のジャケットにメガネ姿でスタイリッシュに登場し、スタート直後からハイテンションのイ・ジフン。「皆さんの顔よく見えますよ。居眠りしないで」「僕はきょう肌の調子がよくて化粧乗りがすごくいい」などと舌好調(?)でファンの心をつかむ。
今回は15周年記念のファンミーティングということで、「記念日はいつも日本に来られてうれしい。長い人は10年ぐらいご一緒してくれている」と日本ファンへの感謝を口にした。
イ・ジフンは「日本には30回ぐらい来ている」と日本への愛着を示し、「渋谷が好き。ショッピングも食べ物もいろいろ楽しめるから」と語った。日本の食べ物も好きで「納豆も好き」と言っては、「でも送ってこなくていいですよ。前に『納豆が好き』と言ったら皆さんたくさんくださって半年ぐらいずっと納豆を食べたので」と笑いを誘った。
「S」の仲間でもあり親しいカンタ、シン・ヘソンと一緒に炉端焼きに行っても食べる、とも明かし、納豆には、卵と梨、ときには山芋も入れる、との「イ・ジフンレシピ」も公開した。
昨年はKBS大河ドラマ『百済の王 クンチョゴワン』に出演し好評を博したイ・ジフン。「マイナス20度の寒さの中での撮影が大変だったが、新しい挑戦で、演技の幅が広がった」
さらに「僕のようにさまざまな役を演じる俳優はいない。多様性に富んでいると思う」と軽口風に言ってファンに同意を求めるかと思えば、「ルックスより演技で勝負できる俳優になりたい」と真剣に語るなど、イ・ジフンならではの硬軟織り交ぜたトークでファンを楽しませた。
最近は、「ミュージカル俳優」としてひっぱりだこのイ・ジフン。人気の『三銃士』に続き、12月7日からは新ミュージカル『エビータ』がスタートするという。「これまで見たことのない新しい姿を見せるので、たくさん見に来て」と意欲を見せた。
トークの後、後半はファン待望の歌声を披露。歌手として、またミュージカルで鍛えた舞台パフォーマンスではトークよりさらに自信にあふれ、情感豊かにファンをときめかせた。
「ドラマ、ミュージカルが続いていたので、アルバムの準備が遅れた」としながらも、「来年2月に韓国でリリース予定」と「歌手」イ・ジフンの計画も明かすと、大きな拍手が沸いた。
そして「僕たちは家族。皆さんの心、気持ちはずっと覚えておきます。次に会う日まで、30周年、60周年とできるように頑張ります」と語り、最後にはひとりひとりに直筆サインを手渡しながら握手。ファンへの気持を示すと、ファンの感激はこの日最高に達していた。