第16回釜山国際映画祭で最も恩恵を受けた一人は断然、女優オ・インヘだった。
6日に行われた同映画祭開幕式に赤いドレスで登場、その名をしっかりと印象づけたオ・インヘだが、芸能事務所による獲得合戦が激しさを増している。オ・インヘと正式に契約している事務所はまだないためだ。
ある芸能関係者は「芸能プロダクションから1日に電話が50本以上も殺到したと聞いた。日常生活に支障を来すほど電話のベルが鳴り続いている」と話す。
オ・インヘの株価が急上昇しているのは、瞬時に一般大衆に自身の名を深く印象づけたからだ。オ・インヘが赤いドレスを着て登場した日、主なポータルサイトの検索ワードで、その名は故スティーブ・ジョブズ前アップル最高経営責任者(CEO)を上回るほど話題を呼んだ。数多くの俳優志望者や新人が名前を覚えてもらえないまま消えていく中、オ・インヘの名前は強烈だった。
ある関係者は「グラマラスなプロポーションはもちろん、ルックスもすばらしく、熱い獲得合戦が繰り広げられている」と語った。
もちろん、一部には「たった一度話題になっただけなのに獲得合戦が起きるとは行き過ぎなのでは」と懸念する声もある。一度話題になっただけで、今後も引き続き話題を呼ぶのは難しいという否定的な見方だ。