キム・ハヌル&チャン・グンソク主演映画『きみはペット』のソウルショーケースが10日午後7時、ソウル・蚕室のロッテワールド内ガーデンステージにて行われた。
韓国はもとより日本からも多くのファンが詰めかけたショーケース。チャン・グンソクがステージに現れると観客から歓声が上がった。グンソクがファンに向かって投げキッスをすると更に大きな叫び声になった。
2週間前まで蚕室に住んでいたというチャン・グンソクは、「ロッテワールドに来たかったが機会がなかった。こうしてこの場にこれてうれしい」とあいさつ。司会者から、2人は今同居しているんですってね、と聞かれると、「噂がそこまで広がっているんですか?」とジョークが飛びだす。
キム・ハヌルが「どう言うわけか、そうなってしまいました」と答えると、チャン・グンソクが「僕のわなにかかったみたい」と、トークはどんどんエスカレートして、ファンらも大笑いに。
映画の中で、2人は主従関係にあり、ペットの役のチャン・グンソクは「モモ」と呼ばれ、キム・ハヌルは「ご主人様」と呼ばれている。チャン・グンソクが、「モモ」の好物はタコソーセージが好きなのにと文句を言うと、キム・ハヌルにペットはなんでも食べるべきでしょと一蹴(いっしゅう)され、客席からまた笑いが。
思い出に残るシーンや大変だったシーンはありますかと司会者の質問に、キム・ハヌルは「グンソクさんを殴ってばかりですが、格闘技の腕をねじる技をかけるシーンがあって、実際にやってみるとおもしろかったですね。痛がっているところを見ると楽しかったです」と言うと、「あきれてものが言えません」とチャン・グンソクが答え、また笑いが起きた。
一方チャン・グンソクは、「もう25歳になるのに、今までキスシーンを撮影したことがなくて、今回は初めてとても濃いキスシーンを撮影したことが記憶に残るシーン」とし、「ハヌルさんが僕をリードしてくれました」と語ると、観客からは悲鳴が上がった。
さらに「小さいころから撮影、家、図書館と恋愛をする暇もなくて、俳優は経験が大切なのに、経験不足なので、これからはたくさんキスの経験を積む必要があると思う」とジョーク混じりに話し、彼らしさを発揮。
マスコミからの演じたキャラクターと自分自身が共感する部分は、との質問にチャン・グンソクは、「自然に演技ができました。ペットは主人に愛されるために努力をしないといけないので、実際に好きな人ができても愛嬌(あいきょう)を振りまいたり、駄々をこねたり、楽しい遊園地のような彼氏になりたい」と答えた。
キム・ハヌルは、「今回演じた役が今まで撮影した映画やドラマの中で最も自分に近いと思います」とし、「これまでの作品は泣くシーンが多かったのですが、今回は台本にないのに、1人悩むシーンで思わず涙を流してしまった場面が感情移入がうまくできたところだと思います」と語った。
また、チャン・グンソクは最近彼がハマっている「シャッフルダンス」も少し披露し、ファンを喜ばせるなど、終始明るい彼らしいファンサービスを見せ、またキム・ハヌルとの呼吸ぴったりで映画公開への期待感をさらに高めた。
韓国で11月に公開される『きみはペット』は日本で2012年1月21日、TOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国ロードショーされる。