『華麗なる遺産』『トンイ』に主演し、がぜん注目度が高まっている女優ハン・ヒョジュが10日、東京・渋谷公会堂にて初のイベント「“韓流の天使”ハン・ヒョジュLIVE SHOW」を開催。2000人のファンをそのピュアな笑顔で魅了したのはもちろん、さまざまな才能を披露しファンと触れ合った。
オープニング映像に続き『華麗なる遺産』のOSTから「恋しい姉」の演奏が始まると、そのピアノを弾いていたのはハン・ヒョジュ。ピアノに続き、次はギターを手に弾き語りを披露。その曲はKARAの「ミスター」のアコースティックバージョンで、オリジナルのダンサブルなそれとはまったく違った優しい音色と声の「ミスター」でハン・ヒョジュの世界に引き込んだ。
その後は、この日の準備でさまざまなレッスンに取り組んでいるドキュメンタリー映像に続き「ヒョジュの部屋」と題した、ハン・ヒョジュのプライベートの様子を再現したようなコーナーや、CM集の映像が紹介された。
続く朗読劇「その男、その女」では、男性の影ナレーション、そしてハン・ヒョジュの朗読が交互に行われ、愛する男女の心の行方がつづられた。まるで絵が浮かぶようでドキドキし、思わず目がうるむようなストーリーが観客の感動を呼んだ。
さらに『華麗なる遺産』のOSTから「僕の心の中にいる君」を歌い、盛りだくさんの内容で1部を終え、2部のインタビュー形式のトークへ。「小さいころから、人形よりも拳銃遊びが好きだった。おばあちゃん子で、駆け回って遊ぶのが好きだった」と話したり、『華麗なる遺産』のウンソンと自身を比較して「ウンソンは、これが正しいと思って突き進もうとしていた。そんなところは似ているが、自分よりずっと明るくてりりしい」と語るなど、率直なトークを繰り広げた。
そして、「今日一番、楽しみにしていた」とした朗読劇の、男性の声は誰?という話題になり、その男性が登場。なんとその声の主は俳優のペ・スビンだった。ぺ・スビンは、ハン・ヒョジュと『華麗なる遺産』と『トンイ』で共演し、所属事務所も同じで親しい間柄。ぺ・スビンは、「共演するたびにヒョジュさんを守っていたので、今日も守りに来ました」とジョークを交えて語った。ハン・ヒョジュも、「実のお兄さんになってほしい。名字をどちらかが変えましょう、と言っているぐらい」などと、互いに親しさを明かすとともに、俳優としても高く認めあっていることを語った。
さらに終盤には、ハン・ヒョジュはファンへ日本語で自身でつづった手紙も読んだ。「今日の感動と幸せな気持ちをわたしも忘れません」と語りながら感極まる場面もあった。そして最後には「Best Friend」(Kiroro)をファンとともに歌い、笑顔でファンに感謝とさらなる飛躍を誓い2時間余りのイベントを終えた。
これまでのファンミーティングとは違った趣向で行われた今回のイベント。男性ファンの姿も多くみられ、さまざまな点で興味深いイベントとなった。