ミュージカル『美女はつらいの』開幕でギュリ&ソンジェが登場

　8日、韓国ミュージカル『美女はつらいの』が大阪松竹座にて開幕した。主演のカン・ハンビョルをダブルキャスト、相手役のハン・サンジュンをトリプルキャストで行われるが、初日昼の部には、カン・ハンビョル役にKARAのギュリ、ハン・サンジュン役に超新星のソンジェという人気K-POPコンビが登場。満員の観客にパワフルなステージを披露した。
　
またカーテンコールでは、鳴り止まない拍手の中ギュリとソンジェの二人が特別に登場。観客に何度もお辞儀をして感謝の気持ちを伝え、感激の様子を隠さなかった。

　初日を終えて、ギュリは 「無事に、初日を終えて安心しています。大阪のファンの皆様が、とても温かく、盛り上がってくれてうれしかったです。この作品に出会えたことを、とても感謝しています。私なりのハンビョルを作っていきたいです。まだまだ公演は続きますので、大阪のおいしいものを食べて、頑張ります。皆さん見に来てくださいね」と語った。

　ソンジェ は「ファンの皆様に、ミュージカルの舞台で会えてとてもうれしいです。初日は緊張しましたが、皆さんが優しく迎えてくれたので、頑張れました。千秋楽の日までハン・サンジュンとして、頑張っていきます。ミュージカル俳優のソンジェにたくさんの応援をよろしくお願いいたします！」 とコメントした。

　カン・ハンビョル役には、話題のギュリのほか、元S.E.S.のパダがダブルキャストで、ハン・サンジュン役には、ソンジェのほか、実力派俳優のイ・ジョンヒョク、韓国ミュージカル界のスターのオ・マンソクがトリプルキャストで務める。

　この日に先立ち7日に行われた初日前舞台あいさつとプレスコールには、5人が登場。パダは「わたしにとっては、日本での初ミュージカル公演。ステージの裏での日韓のスタッフ同士の協力を見て感動しています。『美女はつらいの』はわたしの人生の中ですごく意味のある作品です」 と期待感を示した。

　ギュリは「ミュージカルは初めてで、練習をいっぱいしています。演技をしながら歌うのは難しいですが楽しいです。サンジュンはトリプルキャストですが、それぞれの魅力にはまっています。みんな、見に来てね（日本語で）」 と語った。

　イ・ジョンヒョクは、「ドラマや映画は出ていましたが、ミュージカルは久しぶり。舞台は映像と違って保存ができないもので、観客の息がそのまま返ってきます。年に一度は舞台公演に参加したいと思っています」と意欲満々。

　オ・マンソクは「僕の出演は25日からだから、全然余裕です。冗談です（笑）。演出の経験も生かして、後輩へのアドバイスもしていますが、僕もわからないことがたくさんありますので、一緒に勉強しています」とミュージカルの第一人者らしい余裕のコメント。

　そして ソンジェは、「ミュージカルは二度目で、とても緊張しています。素晴らしい先輩、ギュリさんと公演ができてうれしいです。日本の皆さん、超新星のソンジェではなく、ミュージカル俳優のソンジェを見に来てください」 とPR。

　『美女はつらいの』は、上演差止請求仮処分の申立が行われるなど、幕開け前に紆余（うよ）曲折があっただけに、出演者たちの喜びはひとしおのようだ。年齢もキャリアも異なる5人が、それぞれどんな姿を見せ、観客にどう訴えかけるのか。11月6日まで大阪松竹座にて上演。