映画『るつぼ』(ファン・ドンヒョク監督)は公開初日に12万人を集め、ヒットの兆しを見せている。
映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークが23日に発表したところによると、22日に公開された『るつぼ』は12万557人を動員、有料試写会の入場者を合わせると通算観客動員数22万7315人で1位になった。
同日公開され2位だった米国のスリラー映画『コンテイジョン』が2万931人だったのと比べると、圧倒的な入場者数であることが分かる。『るつぼ』が1位になったことで『最終兵器 弓』は3位に後退した。
『るつぼ』は人気小説家・孔枝泳(コン・ジヨン)の同名小説を映画化した作品で、2005年に光州の聴覚障害者学校で実際に起きた性暴行事件の告発を描いている。6日のメディア試写会で好評を博したほか、一般試写会でも口コミが広がり30%を上回る高い前売り率を記録、ヒットを予感させていた。
『るつぼ』の勢いがどこまで伸びるか、内外の映画界から関心が寄せられている。