俳優イ・ドンウクが韓国人女性のハートを揺さぶっている。視聴率18%を突破し、大勢の視聴者に愛されているSBS週末ドラマ『女の香り』でのことだ。
イ・ドンウクが演じるのは、韓国の大手旅行会社代表の一人息子カン・ジウク本部長だ。財閥一族の娘イム・セギョン(ソ・ヒョリム)と政略結婚することになっていたが、平社員イ・ヨンジェ(キム・ソナ)に好意を抱き、婚約破棄を決意した。そして、ヨンジェとのつらい恋が始まり、その一挙手一投足にファンは泣き笑いしている。
除隊する前に『女の香り』にキャスティングされ、6月20日の除隊と同時にドラマのポスター撮影現場に直行した。そして、2年余りにわたるブランク期間が感じられないほどの熱演でお茶の間の話題をさらっている。
このほどソウル市江南区内のカフェで会ったイ・ドンウクは「撮影が10日間続き、ベッドに横になれていない」と、疲れた様子で目をこすっていた。しかし、視聴率が高いからだろうか。口元からは笑みがこぼれていた。
-ドラマが好調だ。除隊して初めての作品だが、感想は?
「撮影が続いているので、まだ実感がありません。でも、周囲の方々は『ドラマを楽しみに見ていますよ』と言ってくださいます。除隊してから初めての作品なのでとても悩みましたが、うまくいってうれしいし、感謝しています」
-キム・ソナとの共演は息が合っている?
「初めて会ったのはタンゴのけいこ場でした。あいさつが終わってすぐに抱きしめました(笑)。タンゴはもともと気持ちを通わせ合って男性が女性をリードしながら踊るものなので、すぐに親しくなりました。それに、キム・ソナさんはすごくリラックスさせてくれます。最初に『ため口(ぐち)で話して』と言われ、すぐに仲良くなりました」
-最近、キム・ソナ演じるヒロインとのロマンスが急展開を迎えているが、何かエピソードは?
「いろいろな方から、先日放送された『自転車キス』について聞かれます。僕が自転車をこいで、キム・ソナさんをハンドル越しに前かごの所に座らせ、向かい合ってキスしたのですが、最初は『できるかな?』と思いました。でも、実際にできたんです。これはキム・ソナさんのアイデアです。ロマンチックだけど、試してみたらすごく危なかった。おすすめできません(笑)」