1作ごとに違ったタイプのドラマに出演し、男らしさからかわいらしさまでさまざまな姿を見せるとともに、俳優としての実力も着実に磨いてきているチョン・ギョウン。ファンミーティングのために日本を訪れた彼の魅力に迫った。
―モデル出身ですが、俳優になろうと決めたのいつごろなのでしょうか。
「23歳で軍隊を出た後にモデルの仕事を始めて、その後自然に俳優に転向しました。俳優活動をしながら、いつの間にか俳優の魅力に気がつきました」
―作品を選ぶときに最も重要視することは何でしょうか。
「キャラクターです。特にいままでやったことがないキャラクターを選ぶことが重要だと考えているんです」
―『ドクター・チャンプ』『サイン』『ロマンスタウン』と立て続けに出演されましたが、ブランクをあけない理由は。
「仕事への意欲があるからというのはもちろんなのですが、仕事にはその時でないと、という時期やタイミングがありますよね。僕が『やってみたい』と思うキャラクターに出会ってしまった、というのが理由ですね(笑)」
―パク・ジホン(『ドクター・チャンプ』)、チェ・イハン(『サイン』)、カン・ゴヌ(『ロマンスタウン』)で、どの役が一番自分に合っていたと思いますか。
「パク・ジホンが一番合っていたと思います。やりやすかったのも『ドクター・チャンプ』、素の自分に似ているのも『ドクター・チャンプ』。全部です(笑)」
―共演者で特に息が合った人や、共演以来親しくなった人はいますか。
「息があったのは『ドクター・チャンプ』のキム・ソヨンさんです。特に仲良くなったのは同じ柔道選手役だったチョン・ソグォンさん。ほか柔道選手仲間とは今でも仲がいいです。一緒に練習したりしたので。今でも飲みに行ったり、ツイッターで連絡を取ったりしています」
―『ドクター・チャンプ』などで素晴らしい体を披露されていますが、いつから体を鍛えているんですか。オリンピックを目指す役どころでしたが、ご自身はスポーツは何をしますか。
「20歳のころからずっと鍛えていました。『ドクター・チャンプ』の柔道選手の役で、もっと身体を鍛えないとと思い、さらに運動するようになりました。柔道を始めると、けがが多かったことが大変でしたが、柔道が大好きになりました。最近、サッカーや水泳とかテレビで見て、自分もやっているので、小さい頃からやって選手になっていれば良かったと思うことはありましたね」
―身体のどこを重点的に鍛えていますか。 特に見てほしいところは?
「背中と腹筋ですね。俳優は服にも体型を合わせなければと思うので、あまり鍛えすぎてはいけないと思っています。腕は見せなければいけないときは集中して鍛えますが、あまりやりすぎないようにしています。肩幅が広い体型なので、あまり姿がよくなくなるので」
―では、俳優として見てほしいところは?
「もちろん、演技です。特に多様な演技をしている姿を見てほしいです」
―次はどんな役に挑戦したいですか。 共演したい人はいますか。
「さすがに、少し休もうかと(笑)。でもやりたい役を今考えると…学校の先生をやってみたいです。『GTO』みたいな。共演したいのは、コ・ヒョンジョンさん。素晴らしい女優さんなので一度ご一緒できたらいいなと思います」
東京=野崎友子通信員