インタビュー:クォン・サンウ「『レディプレジデント~大物』ハ・ドヤは自分と似ている」(上)

インタビュー:クォン・サンウ「『レディプレジデント~大物』ハ・ドヤは自分と似ている」(上)

インタビュー:クォン・サンウ「『レディプレジデント~大物』ハ・ドヤは自分と似ている」(上)


 熱血検事の一途な想いに支えられ、韓国初の女性大統領が誕生するというドラマ『レディプレジデント~大物』。同作は、コ・ヒョンジョン(『善徳女王』)がアナウンサーから国会議員、そして大統領を目指すソ・ヘリムを演じ、クォン・サンウはヘリムを応援し、政治家の巨悪を追求する熱血検事を演じた。新境地を見せたクォン・サンウにソウル新羅ホテルにてインタビューした。

―『レディプレジデント~大物』に出演を決めた理由は。

 「このドラマは、2年前から話があったんですが、制作上の問題などで撮影が遅れたんです。最初、原作ではツバメだったのですが、今回は検事の設定でありながら勇気があって、従来の検事のイメージとは違ったので、楽しく演じられると思ったし、自分と似た部分もあり惹かれたので、決めました」

インタビュー:クォン・サンウ「『レディプレジデント~大物』ハ・ドヤは自分と似ている」(上)


―どのような部分が自分と似ているのでしょうか。

「愉快でいたずらっ気があるところですね(笑)」

―韓国で大ヒットしましたが、その感想は。視聴者を惹きつけた魅力はどこにあると思いますか。

 「素材が新鮮だったと思います。女性初の大統領の話という今までにはないストーリーで、その構成がしっかりしてたのが良かったのではないでしょうか。ドラマは、反応がすぐに分かってしまうので、反応が良ければ力になるし、悪いとストレスにもなるので、一喜一憂はしないようにしているんですが、今回は視聴者の方からの反応が良かったので大変力になりました」

―クォン・サンウさんから見たハ・ドヤの魅力は。

 「まず、正義感あふれるところ、隙がたくさんあるように見えるんですが、自分の仕事に最善を尽くすところ。あと、普通のメロドラマは男性がリードするヒーローが多いんですが、このドラマは女性が大統領になっていきますから、陰でしっかり支えてあげるところが魅力だと思います」

インタビュー:クォン・サンウ「『レディプレジデント~大物』ハ・ドヤは自分と似ている」(上)


―特に印象に残ってるシーンは。

 「父親が亡くなるシーンが印象に残ってますし、過去を振り返るシーンでコ・ヒョンジョンさんと一緒にバイクに乗るシーンとか…。それから、橋の上で不良と戦うシーンですね。その日が、立ってるだけでもびしょ濡れになるぐらい湿気の多い日で、その上アクションまでして全身がぐっしょり濡れて、こんなに湿気の多い日は生まれて初めてって感じで印象に残ってます(笑)」

―コ・ヒョンジョンさんは共演してみて、どんな女優さんでしたか。

 「コ・ヒョンジョン氏はドラマ『砂時計』など素晴らしい作品をされてる大俳優ですし、演技も大変上手ですし、背も高いですし、きれいですし、すべてを備えたカリスマを持っている女優さんです。なのでこのドラマで女性大統領を演じるられる唯一の俳優だったと思います」


―ぜひこの部分を見てほしい、というところは。

 「『レディプレジデント~大物』はストーリーの構成自体が他のドラマとは少し違っています。普通のロマンスではなくて、女性大統領が誕生するという大きな筋の中にロマンスが入っている感じなので、そういう点を見てもらえると楽しいと思いますし、ハ・ドヤの役割も従来にはない新しい愉快な姿だと思います。そして、このドラマを全体的に見ると、韓国の政治について少しは分かるのではないでしょうか。そんな、従来の韓国ドラマとは異なる点を観て楽しんでいただければうれしいですね」

ソウル=野崎友子通信員

撮影:キム・ブンキ

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