17日、「JYP NATION in Japan 2011」開催にあたって、さいたまスーパーアリーナにて出演者全員がそろって会見を行った。
JYPの代表でプロデューサー、そして歌手でもあるJ.Y.Parkのほか、日本で大きな人気を集めている2PM、日本デビューが決まった2AM、米国でも人気で日本初登場となるWonder Girls、そしてmiss A、JOO、Sun E、LIM GEONG HEEが一堂に会した。
J.Y.Parkは「日本では、初めて『JYP NATION』の公演を行うことになりました。すでに韓国で1回公演を行っており、今回で2回目となります。こうして、メンバーのみんなと集まって一緒にコンサートができるというのは幸せなことなんですが、今回は日本のファンの方々の前で、そして海外に来てコンサートを開催できることになって本当にうれしく思っています。歌、ダンス、さまざまなパフォーマンスを用意していますので、日本の方々へのプレゼントになればと願っています」とあいさつ。
日本初登場となるWonder Girlsは「今回(『JYP NATION』は)2回目ですが、海外での初めてのコンサートということで、感謝の気持ちでいっぱいです。今日は大きい会場なので心配もしていたんですが、多くの方に来ていただけるのではないかという期待を持って、皆さんと楽しい時間を過ごしたいと思っています」と期待感を示した。
日本でも大人気で、17日にリリースしたばかりの2ndシングル「I’m your man」も好調の2PMは「昨年、初めてソウルでJYPファミリーでコンサートを行なって、近いうちに、またやりたいと思ったんですが、こんなに早くかなうとは思いませんでした。今日は、このように日本で公演ができて、すごく光栄です。ありがとうございます」と元気に話した。
また、「I’m your man」に関して「すべてを脱ぎ捨て、愛する人を守りたいという男らしいメッセージが込められた曲ですので、がんばります」(テギョン)「ネクタイダンスも注目してください」(チャンソン)とPRした。
先ごろ、日本デビューが発表された2AMは、今後の意気込みを「ついに日本で活動することになりました。日本でデビューすることができてとても幸せです。今、日本でデビューするために一生懸命に準備しています。頑張りますので、これからもよろしくお願いします」(チョグォン)とこちらも負けずにアピールした。
J.Y.PARKは今回のコンサートについて「K-POPのコンサートではない、アイドルのコンサートではない、音楽そのものを楽しむことができるようなライブステージにしていきたいという思いで準備をしてきました。韓国からバンドの方々も連れてきています。僕やLIM JEONG HEEさんは、アイドルからはかけ離れていると思うんですが、どんな方でも音楽が好きな方であれば、楽しめるコンサートになっていると思いますので、多くの方にステージを楽しんでいただきたいと思います」とその意図を語り自信を示した。
「僕達にとって、日本でのコンサートというのが特別な理由は、本当に日本のファンの方々にたくさん愛していただいたからなんです。(日本語で)『皆さん、愛してくださって本当にありがとうございます』」とも。
そして「韓国では、日本を近くて遠い国と表現しますが、近いという意味には、地理的な近さ、文化的に似ているところ、言語や風習、歴史的な近さも含まれていると思います。遠いというのは、上の世代の方々にあった政治的、歴史的な葛藤(かっとう)の意味が込められています。わたしたち若い世代は、遠いという言葉ではなく、新しいパラダイムを作っていけるのではないかと思います。 特に、音楽や映画など文化を通じて、互いに想いやり愛し合うことで、近くて近い国に、そんな未来を作っていくことに役立っていきたいと思っていますので、そうした意味でも日本でのコンサートには、特別の意味があると思っています」と率直に思いを語った。
「JYP NATION in Japan 2011」はさいたまスーパーアリーナで17・18日開催される。
東京=野崎友子通信員