ナムグン・ミン、俳優人生を振り返る


【チョン・ヘウク記者】 ナムグン・ミンは大学で機械工学を専攻した。しかし、学業に大きな意味はなかった。ナムグン・ミンは「その学科の授業が数学だけだとは思わなかった」とし、「実は何の考えもなく、就職に有利だという両親の勧めで行った。そのときまで、夢について考えたことがなかった」と語った。

 続けて「学校に行ったが、自分に合っていないので、家を出るとき“学校に行ってきます”と言いながら、インターネットカフェに行ったりもしていた」とし、「学校に行かないので、やることがなかった。いろいろ悩んだあげく、MBC公採試験を受けた。1次は合格したが、2次の実技で落ちた。そのとき一緒に試験を受けた人たちが演技をするのを見ながら、“不思議だ”“面白いな”“自分もやりたい”と思うようになった」と説明。

 2002年、ドラマ『大当たり家族』で芸能界デビューしたナムグン・ミン。しかし、エキストラなど下積み生活をし、非常に苦しい時期もあった。

 ナムグン・ミンは「自分の俳優人生には、1度も急上昇がなかった」とし、「エキストラなど下積み生活をしていたが、ドラマ『大当たり家族』で1度クッと上がった。その後、平行線をキープしながら少しずつ上がっていったと思う。そうするうちに、2006年にたくさんの作品に出演した。映画『ビューティフルサンデー』で初めて主人公も演じた」と話した。

 勢いに乗っていたナムグン・ミンは2006年8月、公益勤務要員として入隊し、2008年末に除隊した。

 ナムグン・ミンは「軍隊に行ってきてからは、またスタートラインに戻った。ドラマ『セレブの誕生』が除隊後初作品だったが、特に反響がなかった。でも、今回『私の心の声が聞こえる?』に出演し、2006年ぐらいのポジションになったようだ」と話した。続けて「ひそかに人気を得た。ドラマももう少しヒットすれば良かったのに、残念だ」と伝えた。

 しかし、ナムグン・ミンが『私の心の声が聞こえる?』を通じて、俳優として確固たる地位を築いたのは明白な事実。ナムグン・ミンは「今回のドラマに出演する前と後では、すごく差がある」と打ち明けた。

 ナムグン・ミンは「ファンがいろいろ調べて、いい話をしてくれる」とし、「スポーツジムに通っているので、いつも機能性のある服ばかり買っていた。でも、これからは外見にも気を遣い、キレイな服を買おうと思う」と笑って見せた。

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