歌手イ・ヒョリに盗作曲を提供したとして波紋を呼んだ作曲家が、数億ウォンの損害賠償を命じられた。
ソウル中央地検民事30部は21日、イ・ヒョリの元所属事務所Mnetメディア(現CJ E&M)が同作曲家を相手取り起こした損害賠償請求訴訟で、2億7000万ウォン(約2000万円)の賠償金の支払いを命じる判決を下した。
この作曲家は昨年、イ・ヒョリの4thアルバム収録曲のうち「I'm Back」「Feel The Same」など6曲を提供し、元所属事務所から2700万ウォン(約200万円)を受け取った。判決によると、これらの曲は同作曲家が海外の曲を盗作したものだという。イ・ヒョリは昨年6月に4thアルバムを発売したが、盗作騒動が持ち上がったため、活動を休止していた。
この騒動でイ・ヒョリの元所属事務所は、海外にいる原曲の作者や国内関連企業などに損害賠償を支払うことになった上、イ・ヒョリの活動やアルバムの販売も取りやめとなり、計3億6000万ウォン(約2700万円)の損害を被ったとして、該当の作曲家を相手に訴訟を起こしていた。
この作曲家は、イ・ヒョリと元所属事務所をだました疑いで逮捕・起訴され、実刑判決を言い渡されている。