「実は、『チャクペ』の序盤の撮影で、演技力を取りざたする記事がたくさん出ました。共演している俳優のほとんどが時代劇が初めてで、時代劇調に書かれているセリフを現代ドラマの感覚で自然に演じなければならなかったのですが、なかなか難しかった。ほかのドラマに比べ、特に時代劇は素地が出てしまう面がありますね」
それでも、「俳優としての幅が広がりました」とありがたく思っている。特に、『チャクペ』で母親役を演じたユン・ユソンに感謝の意を表した。「ユン・ユソンさんとは見つめ合っただけでも哀しいく切ない気持ちになるほど。実の母子であることが分かり、ユン・ユソンさんが僕に『母さんと呼んで』と言うシーンで、ユン・ユソンさんはセリフに詰まってしまい、どうしても呼べなくなってしまって。それを見て、涙がどっと出てきました。ずいぶん長い間、泣いていたなあ」
『チャクペ』の放送が終了し、今回は8月までオフにしようと思っている。オファーがないわけではないが、胸を突き動かす作品で限り、休みたいそうだ。「9月からは学校に戻ります。でも、また『人生は美しい』のような作品のオファーがあったら、学業をきちんと終えられないかもしれない」と、俳優としての意欲を見せた。
恋をしているからだろうか。一番演じたいのは濃厚なラブシーンだそうだ。「これまで濃厚なラブシーンを演じたことがなくて。片思いとか、(ナム)サンミと共演したものもあまり葛藤(かっとう)がなく恋が急進展したし…。『楽しい我が家』でも後半に少しあったくらい。濃厚なラブシーンで『男』イ・サンユンを見せたい」。だから、濃厚なラブシーンを演じる役の話が来るまで、恋人ナム・サンミとラブラブな交際を楽しむつもりだ。一緒においしい店に行ったり、街を歩いたり。「僕たちの年代の男女がする普通の恋人同士のお付き合いをいっぱいしたいですね」。