インタビュー:モデル出身俳優ソンジュンの野望とは(下)


 最近、彼のインタビュー記事に「ロールモデルはカン・ドンウォン」という内容が頻繁に登場した。

 しかし、ソンジュンは「僕に与えられた道は、状況的なことが多いです。だからこの道を歩きながら、必ず“誰かになる”というのはありえないことです。もちろん、カン・ドンウォン先輩はファンだし、好きです。でも、特定の俳優のある雰囲気が気に入った、という点を道しるべにして進むことはできますが、“誰かのようになる”、ということではないです」と話した。

 それなら、どんな俳優の演技を見て、彼は夢を育ててきたのだろうか?

 「人間心理を上手く表現する俳優がいるじゃないですか。指の動き1つでも、心理をついて表現する人を見ると、感心します。僕が男だからか、単純に顔がいいから興味を持つということは、ほとんどないです」

 専攻が彫塑のソンジュンは、芸術的な才能が素晴らしい。演技に加え、演出に対する夢も持っている。

 「シナリオをときどき書いています。シノプシスのように簡単に。もちろん短編です。後々、僕が制作費を稼げるようになったら、必ず1度は挑戦してみたいです」

 モデル出身でルックスの良いソンジュン。主演級の俳優に成長した彼は、インタビュー中、質問に答えるたびに慎重にじっくり考えていた。まだすべてが慎重な彼だが、胸には大きな夢を抱いていた。

 次に彼と会ったとき、どのような姿を見せてくれるのか楽しみだ。

ペ・ソニョン記者
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