韓流スターのリュ・シウォンは19日、中国・珠海インターナショナル・サーキットで行われた「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ APAC シリーズ第 1 戦」最終レースにフェラーリ初の韓国代表として出場、韓国人として初めて優勝した。
フェラーリ公式輸入会社FMKの後援で韓国人として初めて出場したリュ・シウォン。コッパ・シェル・クラスに出場し、予選を1位で通過、さらに決勝でもポールポジションから1位でゴールする「ポール・トゥ・フィニッシュ」を飾った。この「フェラーリ・チャレンジ」は、スポンサーごとにコッパ・シェル・クラスとトロフェオ・ピレリの2クラスに分けて行われた。
リュ・シウォンは最終日、正式レースの初戦で1位を走っていたがスピンし、惜しくも準優勝に終わったが、次のレースでは15年のキャリアを持つベテラン・ドライバーらしい巧みなレースを展開、ポール・トゥ・フィニッシュで優勝し、実力を証明した。
「韓国のスター」リュ・シウォンと、「中国のスター」アーロン・クォックの真っ向対決に期待が集まったが、2人は別のクラスに出場することになり、対決は実現しなかった。しかし、全体順位ではリュ・シウォンがアーロン・クォックを上回った。
リュ・シウォンは「いい経験だった。韓国代表として初めて出場し、ベストを尽くせた。優勝してとてもうれしい。予選序盤、フェラーリ458チャレンジの車両に慣れるまで多少時間がかかったが、予選1位で通過でき、決勝では落ち着いて試合に臨めた。だから、ポール・トゥ・フィニッシュで優勝といういい結果が得られたと思う」と語った。
リュ・シウォンは7月に中国・上海で開催される「フェラーリ・チャレンジ フェラーリ・レーシング・デイズ」にも出場し、連続優勝に挑む。