今回、慶州を訪問しましたが、それとは別に、以前一度慶州を観光したことがあります。慶州は韓国の昔の都で、現在でも昔の韓国の面影が最も多く残されており、歴史が感じられるところだと伺いました。今回は韓国の昔の姿がどのようなものなのか、そして日本とはどのような違いがあるのか知りたく、世界遺産に指定されているものや国宝など、慶州に来たらぜひ見るべきと言われている3カ所を訪問しました。
まず、世界遺産に指定されているという、仏国寺に行きました。入り口に立つと、大きいお寺だなという印象がありました。しかし、実際に中に入るとただ大きいだけではなく、池や寺の構造、彩色などが本当に美しく、圧倒されてしまいました。私はそのときまで日本の寺しか訪問したことがなく、日本の寺は質素で使われている色も淡色のイメージがありました。日本の寺はシンプルで美しいものです。しかし、このとき韓国の古寺を訪問し、日本の寺とはまた違った美しさがあると感じました。日本と比較し、この仏国寺は、使われている色が赤や青、緑や黄色など原色が多く、とても色鮮やかでインパクトが強く、一つ一つの飾りや模様に力強さが感じられました。また、予想以上に広く立派で、10ウォン玉に描かれている多宝塔など、有名なものも見ることができました。
次に、仏国寺に行ったら見るべきだるという石窟庵を訪れました。石窟庵までは、仏国寺からシャトルバスに乗って行きました。階段を上り、門をくぐった後、1キロほど歩いた後、少し急な石段を登り、やっと到着しました。中は仏像保護のためか、ガラス越しにしか見られないようになっていました。私の予想では、ただ大きな仏像があるのだろうと思っていましたが、実際に行ってみると、中心に大きな仏像があり、その周りを囲むようにいくつかの仏像がありました。遠くからだったので、細かくは見ることができませんでしたが、石に彫られた仏像は、昔の人にとって非常に難しい技術を用いて作られたものなのではないかと思われました。
最後に、雁鴨池に行きました。雁鴨池は、韓国の友人が本当に美しいところだと話していたし、写真を見てぜひ行ってみたいと思っていた場所でした。実際行ってみると、とても広く、池が美しかったです。時間帯や季節によって、自然と調和してさらに美しく見えるのではないかと思いました。
慶州に行き、ただ観光気分で見るのではなく、韓国の歴史や文化、そして日本の文化との共通点や違いが多く感じられ、本当に良かったです。この日に行った場所以外にも、慶州には多くの歴史的な名所があるようです。機会があれば、ぜひまたこの歴史の街、慶州を訪れたいと思いました。
釜慶大学2年 松原 綾