閉幕作にキム・ハヌル主演『ブラインド』=富川映画祭


 キム・ハヌル、ユ・スンホ主演の『ブラインド』が、7月14日から24日まで開催される「第15回富川国際ファンタスティック映画祭」のクロージング作品に選ばれた。

 同映画は、事件を“感じた”元警察大学出身で視覚障害者の目撃者スア(キム・ハヌル)と、事件を“確認した”もう一人の目撃者ギソプ(ユ・スンホ)の食い違う陳述、感覚を利用し、犯人を追跡していくスリラー映画。

 同映画祭のパク・ジンヒョン・プログラマーは「視覚障害者を主人公にし、ひたすら声の方向、匂い、あるいは窓を開けたとき耳をかすめて通りすぎた風の感覚で事件を解いていく楽しさがある。観客を物語に引き込む、ほかのスリラーにはない点が特徴」と評価した。

 また「スリラー物の王道に大衆文化のトレンディーな感覚を融合させた『ブラインド』は、韓国スリラー映画の未来像を提示する作品だと考え、クロージング作品に選んだ」と選定理由を明かした。

イ・イェウン記者
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