インタビュー:パク・シフ「キスシーンは『しっかり』やりました(笑)」(上)


 ドラマ『検事プリンセス』で新米検事のマ・ヘリ(キム・ソヨン)をどこからともなく現れては助ける謎の弁護士ソ・イヌ役を好演し、視聴者に「ソビョンアリ(ソ弁病)」をまん延させたパク・シフ。韓国はもとより、日本でも多くの女性ファンをとりこにしているパク・シフにインタビューした。

―ソ・イヌというキャラクターを簡単に言うとどんな人物でしょうか。

 「前半、ミステリアスでもあり、神秘的な人物なので、だからなのかどうしても前半は出番が少なくて…(笑)でも後半になって忙しく出てきます。イヌは多様な性格を持っていて、ある時は悪い男のような、でもスーパーマンのような優しいイメージもありますし、優しくて、いたずらっ気もあり、とぼけてて本当に多重人格のような人物なので、飽きないで見てもらえると思います」


―「ソビョンアリ(ソ弁病)」が出るほど魅力的なキャラでしたが、ご自身が思うソ・イヌの魅力は。

 「考えてみたんですが、悪い男のようで、実は後ろで言葉無くしっかり守ってあげる姿が、スーパーマンのようで…そんな二面性を視聴者が好まれたのではないかと」

―そういう多面性を表現するのに難しかった点は。

 「マ・ヘリを利用しようと接近したんですが、そうしたら愛にハマッてしまい復讐(ふくしゅう)をあきらめる…そういう切り替えの部分で、キャラクターをつかむのが少し難しかった気がします」


―予告キスが名場面の一つですが、あまりにもリアルでうまかったのですが、何かエピソードはありますか。

 「キスシーンを撮る際、リハーサルをしたんですが、リハーサルだから軽くポッポ(チュー)して、本番ではバッチリしようと思っていたのに、ソヨンさんが僕を呼んで『これはポッポ(チュー)シーンじゃなくて、キスシーンよ!』って言うんですよ(笑)。それで本番では、しっかりやりましたよ。心を楽にして、しっかりとしました(笑)。視聴者の方にも、独特なキスだと反応もとても良かったようです」

―シャワーシーンでは女性ファンを喜ばせましたが、ご自身が満足しているシーンは。

 「シャワーシーンは本当に急に撮ったので、そんなに良くないと思ってます(笑)。記憶に残るシーンはたくさんありますが、時計に録音するシーン。その台本を見て、本当に泣きそうになったぐらい悲しいシーンだったんですが、視聴者の方たちもそのシーンは本当に悲しかったと言ってくれます。キスシーンも思い出深いですね。キスシーン以降、(ドラマの)反響が良くなったようで(笑)。2回キスシーンがあったんですが、どちらも良かったです。でも僕がキスシーンがいい、って言うのも何だか…(笑)」


―ファッションも話題になりましたが、スキニージーンズはチャレンジだったのでは。

 「普段からスキニージーンズは好きではいてました。ソ・イヌは自由なイメージだったので 正しいイメージと逆のイメージをと着ました。ドラマではいたのは初めてでしたが、いいんじゃないかなと思います。若く見えるし(笑)」

―マ・ヘリのファッションも個性的でしたが、パク・シフさんの好みのスタイルは。

 「ロングワンピースを着た女性。シフォンワンピース、ロングスカートとか…?」

―女性らしいスタイルがお好みということですね。

 「そうみたいですね。男らしいよりも(笑)」



ソウル=野崎友子通信員

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