人気ボーイズグループZE:A(ゼア)が22日、メルパルク東京にて行われた初主演の日韓合作映画『RONIN POP(ローニンポップ)』の先行プレミア上映会で松田圭太監督とともにトークイベントを行った。
『RONIN POP』は「K-POP×ジャパニーズCGアクション」という新たな試みの映画。イベント前には、ZE:Aのメンバーと松田監督が会見を行った。
アクション映画ということで、その撮影について「監督が配慮をしてくださって、僕たちはアクションが初めてだったので、訓練を受けられるように時間を作ってくださって感謝しています」(ケビン)、「僕はもともとアクションが大好きなんですが、やはり監督の力を借りて、素敵に出来上がったので、よかったなと思います。スタントマンを使わずに全部自分でやりました」(ドンジュン)などと語った。
殴られるシーンや血がたくさん出るシーンなどについては、ジュンヨンが「メンバーの中で一番メークに時間がかかったんです。何のメークかというと血のりのメークです。実際にけがをしたこともありましたが、自分が殴ることよりも攻撃されるほうが大変なんだということを学びました」と語ると、シワンが「メークに時間がかかって、撮影よりもメークの時間の方が長い時もありましたが、とても楽しい撮影でした」と振り返った。
主人公で一番撮影時間も長かったヒチョルは「僕の演技する時間が一番多かったといことで、自分が一番見られるんだなという緊張感を持って、取り組むことができました。記憶に残っているのは、9人全員が登場するアクションシーンが痛快で楽しかったです」と語った。
他メンバーの演技についての印象を尋ねると、ケビンは「ドンジュンと戦うシーン。昼夜練習をして一生懸命撮りました」とし、ドンジュンは「ケビンと戦うシーンでは、ケビンにたくさんの事を教えてもらいました。そして、ジュンヨンさんが、たくさん殴られるのを見て胸が痛みました」とした。
また、「グァンヒは、いつもみんなを笑わせてくれる楽しい人なので、映画になったらどんなふうに演技をするのか興味深く見ていましたが、とても上手でうらやましかった」(ミンウ)、「正直、ヒチョルが主役と聞いてジェラシーを感じましたが、実際に撮影の現場を見てみると、本当にすてきで、男らしい役柄なんですが、日ごろの性格からもうかがわれるような、立派なシーンが撮れていたと思います」(グァンヒ)などとそれぞれの思いを語った。
そして松田監督は、「出番もちがうし、役柄もそれぞれ違うが、みんなが主役になれる瞬間が、この映画にはある。この映画でZE:Aと出会えて良かったと思います」と彼らに満足感を示し、「ZE:Aの一人一人の魅力も詰まっていますし、アクション、CG、ビジュアルなども妥協をしないで作ったので、純粋にひとつの映画として、楽しめると思います」とPRした。
なお、同映画は、すでにアジア各国での配給権は売れていたが、カンヌ国際映画祭で、フランスの配給会社の購入が決定したという。スイス、ルクセンブルグでの上映も予定されているとのことだ。
映画『RONIN POP』は7月2日に公開される。
東京=野崎友子通信員