第64回カンヌ国際映画祭でキム・ギドク監督が手掛けた映画『アリラン』が「ある視点賞」を受賞した。
21日午後7時45分(現地時間)、フランス・カンヌのドビュッシー劇場で「ある視点」部門の授賞式が行われた。同映画は、ドイツのアンドレアス・ドレーゼン監督の『Stopped On Track』とともに、同部門のグランプリである「ある視点賞」を合同受賞した。
キム・ギドク監督は「わたしの映画を見てくださった方々、審査員の方々に感謝します」と受賞の喜びを述べ、「感謝のしるしとして、劇中の『アリラン』を歌います」と言った後、静かに歌を歌った。
2005年、『弓』が「ある視点」部門に招待され、カンヌ国際映画祭と縁を結んだキム・ギドク監督。2007年には『ブレス』がコンペティション部門に招待されたが、受賞は今回が初めて。