TABLO「水槽を泳ぐ魚のようだった」

　学歴詐称のデマに悩まされていた歌手TABLOが、当時の心境を名門大の学生たちに語った。

　19日午後7時、KAIST（大田市）で「幸福トークショー」（主催：社団法人明るい青少年）が行われ、歌手のTABLOが講演を行った。登壇したTABLOは「この1年間、ちょうど水槽を泳ぐ魚のようだった。水槽の周りに見物人が集まって、次はどこに行くのか、見られているようだった」と、当時の心境を話した。

　「だれも私に話す機会をくれなかったし、次第に壁を作っていく気持ちだった」と振り返る彼は、聴講する学生たちに次のように語りかけた。「誰にでも一度は原因と目的を理解することもできず、耐えがたい状況にぶつかることがあります。

それに打ち勝たなければならない理由は、単に成功しなければならないからではなく、幸せでなければならないからです」