インタビュー:『ミュージカル 宮』主演、キム・キュジョン(SS501)(上)


 6月、京都・南座で上演されることが決まった『ミュージカル 宮』。世界23カ国以上で社会現象を巻き起こした大ヒット韓国皇室ラブロマンス『宮~Love in Palace』が、昨年満を持してミュージカル化され、ソウルの初演では、主人公・皇太子シン役に東方神起のメンバー、ユノ・ユンホ(チョン・ユノ)がキャスティングされ、日本でも大きな話題となった。

 そして今回、シン役に抜てきされたのが、SS501のキム・キュジョンだ。ソロとして、ミュージカルに初挑戦するキュジョンにインタビューした。

― ソロ活動としてミュージカルを選んだ理由は。

 「今まで歌手として活動してきたのですが、今後は演技を真剣に学んでみようと思う中、ミュージカルの世界を知ることになりました。その後、歌と演技を同時にやらなければいけないという点に興味を持ち、この作品に出演することを決めました。初めは、新しい挑戦のため悩むことも多かったのですが、その半面ワクワクするようになり、ミュージカルへの道を選択することにしました」

― 皇太子イ・シン役に関して、どう思いますか。キュジョンさんとシンの共通点は。

 「とても光栄に感じています。以前、自分がこのような豪華な衣装を着て演技をすることができたらなと思っていたので。そのせいか、とても緊張して震えてしまいそうですね。僕とシンは、全く正反対だと思います。本当に普段の僕の性格とは真逆ですね。あまり口数が多くない部分は似ているようですが、他の人たちに対してシンのように強気で話すことはできませんね。他の人に被害を与えるくらいなら、自分が受けた方がいいので。ですが、そんな演技も面白そうですね。シンの演技から抜け出せなくなってしまったらどうしよう。普段そんな態度をとってはいけないのに(笑)」


― 昨年から演技のレッスンを受けていると聞きましたが、どうですか。

 「難しいですね。ドラマや映画などの作品に出演したくて演技の勉強を一から少しずつ始めたのですが、今まで知らなかったことが見えるようになりました。演技の難しさをあらためて実感し、以前メンバーが出演したドラマを見て下手だなあ、なんて冗談を言っていた自分がバカみたいに思えました(笑)。今回のミュージカルは一生懸命練習しながらたくさんのことを学び、今まではとは違う姿を皆さんにお見せしたいです」

― ミュージカルへの出演経験のある、ジョンミンさん、ヒョンジュン(マンネ)さんから何かアドバイスはありましたか。

 「ありません(笑)。ただ、緊張するなと言われました。2人とも舞台初日は僕たちを呼んでくれませんでした。やはり初日はとても緊張してしまうので、そんな姿を他のメンバーに見せるのが嫌だったみたいです。なので僕にも、とにかく緊張しないように気楽にやれと言ってくれました。とても大きな音楽の中で歌や演技、ダンスまでしなくてはいけないので2人も負担感は持っていたようですね」

ソウル=野崎友子通信員

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