インタビュー:K.Will、20代女性に人気の秘訣は?


 最近、K.Will(ケイウィル)が20代女性の間で人気急上昇中だ。歌、トーク、そしてルックスまで、まさにK.Willの時代がやって来た。だからといって、K.Willが同じ男性から見て、うらやましいほどのルックスというわけではない。だから、ストレートに聞いてみた。いったいその人気はどこから来ているのかと。K.Willは「自分の恋人と似ているから好きだという女性ファンが多い。僕の顔は、韓国の男性の標準なので、好きになってくれるのではないか」と言って笑った。



■K.Willのプレミアは続く

 K.Willは、まず歌で人々の心を掴んだ。2007年、デビュー曲の「左の胸」で深い感動を届け、その後「Love119」「涙がぽろぽろ」「1秒にひとしずく」「恋しくて恋しくて恋しい」などで音源チャートのトップに立った。

 曲をリリースするたびにヒットを記録し、音楽界では「K.Willプレミアム」という造語が登場した。

 最近リリースされた2ndミニアルバムも、一気に音源チャートのトップに躍り出た。リード曲「胸がときめく」はフィソン、イ・スンギ、CNBLUE(シー・エヌ・ブルー)などの曲を手掛けたキム・ドフンと、IU(アイユー)の「いい日」、BROWN EYED GIRLS(ブラウン・アイド・ガールズ)の「Abracadabra」などを作詞したキム・イナがタッグを組んだ。キム・イナによる味のある歌詞とキム・ドフンの美しく軽快なメロディーは、恋愛をスタートする恋人たちのトキメキを届ける。



■ダブルリード曲は会社との話し合いの結果

 今回のアルバムは、K.Willがデビュー以来初めて、ダブルリード曲を宣言して話題となった。しかし、その裏には特別な事情があった。

 K.Willは「今回のアルバムは『プレゼント』以来、1年ぶりにリリースする。個人的にはしっとりとバラードを歌いたかったが、会社では少し早いテンポの『胸がときめく』を望んだ。結局、互いに一歩ずつ譲り、ダブルリード曲という選択をすることになった」と説明。

 そうしてダブルリード曲となった曲が「話せなくて」。別れの瞬間を具体的に描写したバラードで、叙情的なストリングス・サウンドと、激しさが感じられるドラム・サウンドの調和が印象的だ。

 K.Willの歌を聞いていると、さまざまな声を感じることができる。これについて「以前はいわゆる美声だったが、声を磨き、荒い声も出せるようになった。今は曲の雰囲気によって、違う声を出すことができる」と説明した。



■地上波1位、今度こそ必ず

 デビューして5年ほどたち、人気が集まるようになると、所属事務所とトラブルを起こす歌手が多い。しかし、K.Willと所属事務所スターシップ・エンターテインメントの関係は良好だ。

 その背景には、何よりもK.Willの心構えが大きかった。「デビューする前は、何でも一人で行うものだと思っていた。ところがデビューすると、事務所のスタッフがいろいろ面倒を見てくれて、それがむしろ負担でもあった。しかし、今はこの全てのことが、僕が成功するために存在し、チームワークがどれだけ重要なのか、はっきり分かっている」

 今年の目標を聞くと、地上波の音楽番組で1位獲得という答えが返ってきた。「これまで何度かトップに立っていなかったか」と尋ねると、K.Willは「音源チャートで何度か1位になったからか、皆そう思っているようだ。しかし、一度も地上波の音楽番組で1位になったことはない。今度こそ新しいイメージで、必ずトップに立つ喜びを味わいたい」と意気込みを語った。

イ・ジョンヒョク記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース