―「花の4人衆」のイ・ソンジュン(ユチョン)、キム・ユンシク(パク・ミニョン)、ク・ヨンハ(ソン・ジュンギ)、ムン・ジェシン(ユ・アイン)の中で、誰と親しくなりたいですか。
「どうだろう…全員普通じゃないので(笑)。でもキム・ユンシクと友達になりたいですね。他の子たちは欠陥している部分が多いんですよ。でも、ユンシクはとても健康的で気持ちがいい子なので、隣にいたら、僕自身も彼女に恋をするのではないかと思います」
―ですが、劇中ではヨンハと仲がよかったですよね。年末の授賞式ではカップル賞まで受賞され、受賞式後にソン・ジュンギさんがユ・アインさんと気まずくなったと言っていたのですが、実際はどうでしたか。
「それは冗談ですよ、初めから気まずかったので(笑)。ただ、2人の仲がいいシーンが多かったので視聴者の皆さんがそういう関係だと受けとってくださって『男男カップル』として有名になったのですが、実際の僕たちは全くそんな関係でもありませんでしたし…。それに、話題になったことをドラマに活かす場合もあるじゃないですか。僕たちも、そんな感じで気楽に考えていましたね」
―年の近い俳優たちばかりとの共演という点はどうでしたか。
「実は、年の近い方たちと一緒に仕事することが得意ではないほうなんです。と言うのも、僕のデビュー作が同学年の子たちとの青少年ドラマだったので、集まるとどういう問題が起こるのかよくわかるんですよ(笑)。ですが、このドラマの撮影時は問題が一切なかったですね。気を遣ったりぶつかったりすることもなく、同僚として気持ちも通じ合っていていたし、僕が今まで持っていた同年代俳優たちの悪い思い込みを崩してくれました。『成均館』を通して、自分が同年代俳優さんたちとも共演できるんだという自信が少しついたようです」
―『成均館スキャンダル』撮影後に成長したなと感じたことは。
「作品を選択できる範囲が広くなりました。どれだけ自分の準備が整っていて、うまく演じる自信があっても、選択できる機会がなければ悲しいです。俳優として、いろんな作品を選択できるようになったのは大きなプラスになったと思います。これが僕自身、一番望んでいたことのようです。もちろん人気がでて、楽しく演技できるようになったこともうれしいです。俳優としてこれからもずっとやっていきたいので、とても大きな力になってくれた作品になったと思います」
―後悔していることや心残りはありますか。
「後悔というか、キャラクターに対して残念に思っていることはありますね。ユニとの関係で、コロがもう少し積極的になってユニと近づく姿を見せられたらよかったのにと思います。どのような方法でも、一度でも少し思いを表現した方がコロらしかったのではと思う時があります。ですが、各キャラクターにも運命がありますよね。ユニは、イ・ソンジュンと結ばれる運命で、コロもその運命に従わなくていけないので(笑)。そんな点が心残りではあります」
―今後演じてみたいジャンル、役柄はありますか。
「今まで、典型的なメロドラマをやったことがないんですよ。個人的にメロドラマは濃くしつこいイメージがあるので、さっぱりとした内容がいいです。日本のドラマのように、愛に執着するというより、愛し合う人たちの物語という感じのメロドラマに出演してみたいですね」
DVD『トキメキ☆成均館スキャンダル<完全版>』(発売・販売元:カルチュア・パブリッシャーズ)は2011年4月20日より、TSUTAYAでのみレンタル開始。4月22日、DVD-BOX1&2(発売元:カルチュア・パブリッシャーズ 販売元:東宝)が発売になる。
ソウル=野崎友子通信員