インタビュー:キム・スヒョン「一生俳優を続けたい」(下)


ソウル出身ながら方言を駆使、父はロックバンド「セブンドルフィンズ」のボーカル

 「『ドリームハイ』の演技を基に、オールラウンドプレイヤーになりたかった。僕の夢はあらゆるキャラクターをこなせる俳優だから。オールラウンドプレイヤーになったというよりは、そうなるための確かな足掛かりを作れたと思っている」

 歌手になりたいという思いはないのか。キム・スヒョンがドラマの中で歌った「ドリーミング」という曲は音源公開後、爆発的な反応を巻き起こした。また、キム・スヒョンの父が1980年代の人気ロックバンド、セブンドルフィンズのボーカルを務めたキム・チュンフンさんということも話題を集めた。さまざまな面で歌手になる準備ができていたということができるだろう。

「歌手? 僕のウイークポイントを見せてしまうようで怖い。一生演技だけをすべき」

 「歌手? それはちょっと怖い(笑)。何と言うか、自分にとって自信のない弱い部分を見せるようで怖い。今回共演した人たちは本当に殺人的なスケジュールを消化していた。本当にすごいと思った。今回のドラマを通じて、キム・スヒョンという名前で歌を出し、自分の声で歌が聞こえてくると、不思議な感じがした」


 「でも僕は演技だけに集中したい。父はまだ音楽活動を続けており、この前『俺はずっと音楽活動を続けるつもりだ』と話していた。だから『お父さん、僕もずっと演技だけをしていくよ』と言った(笑)」

 キム・スヒョンは「少年でもない、だからといって男でもない、今のような時期にある僕自身が気に入っている。それが俳優キム・スヒョンだけの魅力だと思うし、まだこの状態から抜け出したくない」と話した。

 「一生演技をし、演技で信頼を得て、幸せを見つけたいと願う。だから最後まで俳優でありたいと思っている。今は少年と男の間であいまいな存在だけれど、この先ずっと、演技に対する情熱と純粋な気持ちを失いたくない」

「ぺ・ヨンジュン先輩のような韓流スターになりたい」

 俳優キム・スヒョンの夢は何か。

 「ぺ・ヨンジュン先輩のような韓流スターになるのが夢。そのようなチャンスがあったら必ず挑戦してみたい。別の方向から自分を見ることができると思う。演技の幅も広くなるはずだし…。チャンスは必ず手に入れたい。

これからは俳優としてもスター『K』を目指さなければ」

ムン・ワンシク記者
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