インタビュー:かわいすぎる九尾狐<クミホ>、シン・ミナ(上)


 ドラマ『僕の彼女は九尾狐<クミホ>』で純真で天真爛漫なミホ(九尾狐<クミホ>)を演じた人気女優シン・ミナ。怪談として恐れられ数多くの題材となった、民話上の狐の妖怪「九尾狐(クミホ)」の新しい姿を演じ、多くの視聴者を引き付けた。

 『美しき日々』でデビューして早10年となるが、演技での成熟度に相反し、フレッシュさは当時と変わらないように見える。そんなピュアな魅力にあふれるシン・ミナにインタビューした。


―今までとはまったく違うイメージの「九尾狐(クミホ)」のキャラクターをどう思いましたか。

 「キャスティングから撮影までの期間が短く、“男性の肝を食べる”と恐れられる伝説上のキャラクターをシナリオのように演じることに悩みましたが、撮影に入る前に監督や脚本家と話し、『あえて九尾狐(クミホ)と考えず、生まれたままの赤ちゃんや子どものように』と言われました。そのような雰囲気で演じた新しい姿に面白みが生まれたと思います」

―なんでも食べたり舐めたりする役でしたが、そういった演技での苦労はありましたか。

 「ローションを舐めて『おいしい』と言うシーンに、本当に舐めるの?と心配になりました。でも小道具係の方が上手に作ってくれて問題はなかったです(笑)。もちろん、食べてばかりなので大変ですし、後半はスケジュールに追われて寝られない苦労もありましたが、他は楽しく撮影できたので、今は苦労よりもとても面白かった、新しい経験ができたという思いです」


―特に好きなシーン、思い出のシーンは、

 「ミホの背景には、悲しいものを抱えていると思います。6話のエンディングのシーンは本当にミホらしく、彼女を思うと切なくなる、好きなシーンです。後半、テウン(イ・スンギ)が好きだけれども別れるシーンがありますが、そこは強く気持を込めて演じたので、思い入れがあります」

―キャスティングの時点で、相手役のイ・スンギさんにどのようなイメージを持っていましたか。

 「イ・スンギさんには世間でいわれている『良い息子』というイメージを持っていましたが、私はドラマに出演する機会が少なかったので、共演するとは思っていませんでした。人気作家の脚本、イ・スンギさんの幅広い人気、私の役も今までとは違う明るい役ということで、新鮮な調和ができる、と思いました」



東京=野崎友子通信員

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