契約トラブル:KARAと事務所、争点は契約期間


 KARAの契約トラブルが今週最大の山場を迎える。

 今年の1月19日、KARAのスンヨン、ニコル、ジヨンが所属事務所DSPメディアを相手取り、専属契約の解除を通告したことで始まった今回のトラブルが、今週を最終期限とし、最後の交渉を行っている。双方が合意できない場合、法廷闘争に突入する。

 一時鋭く対立した両陣営も、現在ではかなり落ち着いている状態だ。消耗戦を経て、円満な解決に向けた方向で調整が進んでいる。国内外の世論も両陣営への圧力になっている。

 両陣営にとって最大の争点は契約期間だ。3人側は、メンバーの契約期間を日本ユニバーサルとの契約が終了する2012年8月までにしてほしいと事務所側に要求。3人の要求を事務所が受け入れれば、日本での活動だけでなく、韓国での活動もすぐに再開するという考えだ。一方、事務所側は契約期間を2013年までと主張すると同時に、まずは無条件に事務所に戻ってきた後、残りの話を進めようと主張している。両陣営の主張の差はさほど大きくない点で、最悪の事態は避けられる見通しだ。

 KARAの関係者は「契約期間を来年8月までにすれば、これまで取り沙汰されていた黒幕説は消えるだろう。しょっちゅうガールズグループが現れては消える音楽業界で、どの黒幕がそのときまで待ってくれるというのか」とし、「日本での活動が、大地震のため難しくなったことも両者にとっては負担となっている。解決の糸口を見つけないと思うか」と楽観視した。

 KARAの3人は3月29日から、各自トレーニングに突入。地道な練習が必要な状況で、それぞれがお金を出してダンスとボーカルトレーニングを受け、復帰を準備している。ほかのメンバー、パク・ギュリはこれまで中断していたMBC FM『シンドン&パク・ギュリの退屈打破』のパーソナリティ活動を再開、ク・ハラはドラマ『シティーハンター』で本格的な女優活動を始める。

イ・ジョンヒョク記者
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